Photo: Sega

龍が如くスタジオが手掛ける人気のドラマティックRPG『龍が如く』シリーズの欧米市場での名称が変更され、今後は『Like a Dragon(ライク・ア・ドラゴン)』となることが明らかとなっている。

『デジタル・トレンズ』のインタヴューでセガ・オブ・アメリカの担当者は名称変更は欧米諸国と日本での名称を揃えるためだと説明している。

担当者は「日本での名称に近づけるため、今後はシリーズの名称を『ライク・ア・ドラゴン』にすることが決定いたしました」と述べている。

日本では、2005年発売の1作目から『龍が如く』シリーズとして親しまれており、開発元の「龍が如くスタジオ」もこれにちなんだ名前となっている。『龍が如く』は英語で「Like a Dragon(ライク・ア・ドラゴン)」と訳されるが、セガは2006年に欧米で発売を開始した際に欧米でのシリーズ名を「Yakuza(ヤクザ)」と決め、これにより『Yakuza(ヤクザ)』シリーズが誕生した。

今回の「Like a Dragon(ライク・ア・ドラゴン)」への名称変更は、複数の理由から理にかなっているといえる。まず、近年の同シリーズの作品では、ゲームの内容がヤクザから離れつつあるため、『Yakuza』という名称はシリーズ名としての意味を失ったことが挙げられる。また、欧米での人気も高まっており、世界的に市場が拡大しているシリーズだけに、ブランド名を統一することは賢明な判断だと考えられる。

「ライク・ア・ドラゴン」という名称は、新たな主人公と戦闘システムを導入した2020年発売のシリーズ本編7作目『ヤクザ:ライク・ア・ドラゴン(日本語タイトル:龍が如く7 光と闇の行方)』で初めて使用されている。同作はまったく新しいタイプの作品だけに、セガと龍が如くスタジオは本作を「ヤクザ」という名称を廃止するための良い機会として捉えていると見られる。

現在龍が如くスタジオではシリーズ本編の第8弾と、『龍が如く6 命の詩。』までの主人公である桐生一馬の冒険を描く新たなスピンオフタイトル、2014年に日本で発売されたが、欧米では未発売だった『龍が如く 維新!』のリメイク版を含む新作3タイトルの制作が進められている。

その他のニュースとして、アクション・ゲーム『デスループ』がXboxとPCゲーム・パスで来週から配信される予定となっている。

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