Photo: Capcom

マイクロソフトがテキサス州に拠点を置く開発スタジオのサートゥン・アフィニティー(Certain Affinity)と共に『モンスターハンター』シリーズのような新規のXbox独占タイトルを開発中であることが複数のメディアで報じられている。

マイクロソフトに関する情報コミュニティ・サイト『ウィンドウズ・セントラル』によると、新規タイトルは『スエルテ(幸運)』という開発コード名で呼ばれ、サートゥン・アフィニティーが開発を手掛けているという。同サイトのシニア・エディターであるジェズ・コーデンは記事の中で『スエルテ』の制作は2020年の夏頃から進められており、2023年にタイトルの発表、2024年にリリースが予定されているとしている。

また、『ゲームズビート』の記者であるジェフ・グラブは1月20日に自身のポッドキャスト番組「グラブ・スナックス」の配信で、『スエルテ』と思われる新作タイトルについて「『モンスターハンター』シリーズのような作品」になると語っている。

『スエルテ』については今のところ公式情報が発表されていないものの、サートゥン・アフィニティーの求人情報には現在、同社が「新規IP」に取り組んでいることが明記されている。サートゥン・アフィニティーは元・バンジーのマックス・ホバーマンが2006年に創設したスタジオとなっており、2007年発売の『ヘイロー2』から昨年リリースされた最新作『ヘイロー・インフィニット』まで数多くの『ヘイロー』シリーズ作品を手がけている。

サートゥン・アフィニティーのウェブサイトでは、「ヒット作となるマルチプレイヤー・タイトルの開発には(発売後の)追加コンテンツの制作に惜しみなく人員を投入できるスタジオが欠かせません」と掲載されている。「マイクロソフトは社内チームで実行可能なタスクの上限を見極め、『ヘイロー』シリーズ最初のダウンロード・コンテンツの開発の一部をサートゥン・アフィニティーに委ねたのです」

カプコンの『モンスターハンター』シリーズは世界的な成功を収めているタイトルとして広く知られている。昨年3月に発売された『モンスターハンターライズ』は今月18日時点で800万本の販売を達成しているほか、2018年発売の『モンスターハンター:ワールド』の累計販売本数は2000万本を突破している。これを受けて、マイクロソフトは同様のヒット作の創出を目標に掲げてオリジナル・タイトルの制作に乗り出したと見られている。

マイクロソフトの関連情報として同社はアクティヴィジョン・ブリザード社の買収を現地時間1月18日に発表している。

その他のニュースとして、ネザーレルム・スタジオのシニア・プロダクション・マネージャーであるジョナサン・アンデルセンが自身のツイッター・アカウントに未発表タイトル『モータル・コンバット12』の開発を示唆するようなツイートを誤って投稿しており、直後に投稿を削除していたことが明らかとなっている。今年で30周年を迎える格闘ゲーム『モータル・コンバット』シリーズについては、2022年に何らかのサプライズが発表されるのではないかとファンの間で期待されている。

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