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TikTokはアプリ内にゲームに特化した専用タブを追加してゲーム機能を拡充する計画だと報じられている。

今年5月には、動画共有型のソーシャルメディア・アプリであるTikTokが本格的にモバイルゲーム業界に参入すると報じられている。その後、9つのミニ・ゲームをアプリ内で試験的に配信している。

英『ファイナンシャル・タイムズ』紙はTikTokを運営する中国系企業のバイトダンスに近しい情報筋の話として、現在TikTokはアプリ内のホーム画面にゲーム専用タブを追加する計画だと報じており、「広告が流れて、ユーザーは有料追加コンテンツを楽しめる」ようになるという。

さらに、ゲーム専用タブは米国の東部標準時11月2日に開催予定のTikTok初のゲームイベント「TikTokメイド・ミー・プレイ・イット」で正式発表される可能性があるという。このオンライン・イベントでは、エレクトロニック・アーツや2Kゲームスなどの代表者による講演が予定されている。

「TikTokメイド・ミー・プレイ・イット」の公式サイトには「ゲームの未来はここにある」と書かれている。「TikTokがゲーム業界を成長させる最適な方法である理由をご紹介いたします」

海外市場向けのTikTokと同様に、同社の中国版TikTokである「抖音(ドウイン)」は2019年から「ハイパー・カジュアル・ゲーム」と称したゲームを提供しており、TikTokはここ数ヶ月にわたってゲームに関連した多数の職種を募集している。

今年9月にTikTokのグローバルゲーム部門の責任者に就任したアサーフ・サギーは、就任の際にリンクトインで「TikTokとゲームの相性は最高です」と投稿している。「TikTokには、消費者が楽しめ、欲しいと思うものや流行の発見を手助けするという価値があるのは十分証明されています。私はTikTokをマーケティング戦略の中心的な基盤にするべく、世界中のゲーム会社と密接に協力していくことを楽しみにしています」

TikTokは『ファイナンシャル・タイムズ』の報道について直接的なコメントはしていないが、次のように述べている。「私たちは(TikTokの機能を)より充実させる方法を日々模索しており、コミュニティに価値を提供するために新しいアイディアを定期的に試しています」

関連情報として、ネットフリックスは「クラウドゲーミング・サービス」の提供を開始してモバイルゲーム・サービスの拡充を狙っている。

その他のニュースとして、ワーナー・ブラザース・ゲームス・モントリオールは以前『ゴッサム・ナイツ』で誤って削除されていた海賊版対策ソフトウェア「デヌーヴォ」を復帰させている。

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