Photo: RGG Studios

龍が如く』シリーズで知られる名越稔洋が名越スタジオのデビュー作におけるコンセプトを語っている。

『VGC』によれば名越稔洋は、ドイツのメディア『4Player』のインタヴューで、新作ゲームがセガ時代に手掛けた人気シリーズ『龍が如く』に見られるような暴力、ユーモア、ドラマの要素から大きく外れないようにしたいと語っている。

名越稔洋は「もちろん、まだあまり詳しいことは言えませんが、大まかなイメージについてはお話しできます。ゲーム要素として暴力シーンが登場することは間違いありませんが、スリラーやホラーのような体験は目指していません」と述べている。

今年初め、名越稔洋が自身の開発スタジオ「名越スタジオ」を立ち上げることが明らかとなり、同スタジオは中国ゲーム大手ネットイース(網易)の「完全子会社」として、すでに処女作の開発に取り組んでいる。

名越稔洋はインタヴューで、「私の作品は、クエンティン・タランティーノの映画のように、ユーモアのあるものにしたいのです。ただ単に脅えさせるようなものや、血生臭く残忍なものは私の好みには合いません」と述べて、次のように続けている。「人間味のある、適度にユーモアやシリアスな場面を盛り込んだ、そんな作品を今は作りたい気分です」

さらに「僕は発表まで長く待たせないタイプなので、そこまでファンを待たせることはないと思います。少なくとも、他の開発者よりはかなり早く発表すると思います」と述べている。

名越稔洋は今年初めにも『IGN Japan』のインタビューの中で新スタジオの計画や、ゲーム作りにどのように取り組んでいきたいかを語っている。

「僕自身でやろうと決めたときには、キャリアは当然あるんだけども、コンテンツはすべて捨てることになるのは最初からわかっていました」と述べており、さらに「コンテンツは捨てても、僕自身にまだ好奇心はあって、いろいろなアイデアを試したい気持ちがあれば、仕事としても過去の作品を超えていけると考えています。自信もあったし、試してみたいと思ったんです」

その他のニュースとして、ユービーアイソフトがマーベル・コミックのスーパー・ヒーロー『ブレイド』のゲームを開発しているという噂が流れていたが、同社が公式に否定するコメントを発表している。

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