Photo: Netmarble

ディメンション・インク・ゲームズがマーベルを基にした大規模多人数型オンラインゲーム(MMO)を開発中であると発表している。同社はDCコミックスの世界を舞台にしたMMO『DCユニバース・オンライン』を手掛けたことで知られており、親会社のエネイド・グローバル・セブンが行った決算報告会の中で、今回のニュースを発表している。

以前からファンの間でマーベルの新作タイトルがリリースされるのではないかという噂が広まっていた。ツイッチ・ストリーマーのミレール(Miller)は今年9月に自身のツイッター・アカウントで、ゲーム・クラウド・サービス「ジーフォース・ナウ」のデータ上に「マーベルのIPを基にした大規模なマルチプレイヤー・オンラインゲーム」と思われるタイトルが存在しているとツイートしており、「この新作はディメンション・インク・ゲームズが開発しています。同社は以前、デイブレイク・ゲーム・カンパニーというスタジオ名でマーベルの新作に取り組んでいましたが、開発は中止されています」と述べていた。

今回、公開された決算報告会資料によって、未発表のAAAタイトルがマーベルを基にしたMMOであることが確定し、新作タイトルをめぐる噂に終止符が打たれたことになる。

タイトル未定のマーベルMMOはクリプティック・スタジオの共同設立者であるジャック・エマートによる指揮の下で開発が進められている。ジャック・エマートはMMORPG『シティー・オブ・ヒーローズ』を手掛けたことでも知られ、約10年にわたって同社のゲーム開発を率いている。

マーベルの新作MMOに関して、現時点では正式なタイトル名やゲームの詳細は発表されていない。決算報告会資料では2023年のリリースを目指す作品は「中期的な」プロジェクトとして発表されているが、マーベルMMOはそれ以降の「長期的な」プロジェクトに分類されているため、詳細が明らかになるのはかなり先になる見通しとなっている。

一方、『ユーロゲーマー』によれば、ディメンション・インク・ゲームズとクリプティック・スタジオがマーベルのMMO開発に携わるのは今回が初めてではないという。

ディメンション・インク・ゲームズはデイブレイク・ゲーム・カンパニー時代にマーベルのMMO制作に取り組んでいたが、2018年に開発の中止を発表している。また、クリプティック・スタジオも2006年に『マーベル・ユニバース・オンライン』を制作していたが、2年後の2008年に開発が中止されている。

その他のゲームニュースとして、オンライン対戦型1人称シューティング・ゲーム『カウンターストライク:グローバルオフェンシブ』で、ファンが制作した韓国ドラマ『イカゲーム』を再現したマップが話題になっている。

また、カプコンは2022年に『ストリートファイター』シリーズの次回作を発表するのではないかと見られている。

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