Photo: Polyphony Digital

『グランツーリスモ』シリーズのプロデューサーであり、開発元のポリフォニー・デジタルの代表取締役の山内一典が同シリーズのPC版について「お話しすることは、何もありません」とコメントしたことが明らかとなっている。

先月末、『グランツーリスモ』シリーズのPC版については発売を「検討している」と山内一典が発言したと報じられていた。

彼は「『グランツーリスモ』は非常に細かな調整がされたシステムのゲームです」と語り、「4K/60pでネイティブ対応するためにプラットフォームを絞っています。PC版への移植は決して簡単ではありませんが、調査と検討を行っています」と続けている。

だが、『電撃オンライン』のインタヴューで、山内一典はその話は事実ではないと語っている。海外メディアに「『グランツーリスモ』のPC版を研究・開発している」と答えたことについて「本当でしょうか?」と問われた山内一典は「あれは事実ではないです」と回答している。

「PC版について僕は『(開発者として)すべての可能性を考えてないわけではない』と答えたんですよ。それは可能性が0ではないという意味で、ただ『具体的に何かしていますか?』と聞かれたら、何もしていません。お話しすることは、何もありません」

長きにわたる『グランツーリスモ』シリーズの最新作『グランツーリスモ7』は1年の発売延期を経て、2022年3月4日にプレイステーション4およびプレイステーション5でリリースされている。

『NME』のレヴューでは4つ星を付けて次のように評している。「『グランツーリスモ7』はクルマ好きにとって究極のドライビング・シミュレーターであり、初心者がクルマ文化の重要性を知るのに最適なゲームでもある。特に、非常にしっかりとしたシステムと粘り強く取り組める内容のおかげで、クルマ好きでないプレイヤーにもお勧めしやすい」

「プレイステーション5の性能の限界を試したい、熱い思いをもってクルマの歴史を学びたいという人には『グランツーリスモ7』は最適な作品だろう。このシリーズを長く愛するファンは今後もずっとプレイし続けると思われるが、(新たなファンにとっても)何か月間も夢中になれるような内容となっている。ゲームのドライビング・スピリットに反するひどい課金制度さえなければ……」

その他のニュースとして、ウクライナのゲーム開発会社であるフロッグウェアは、リメイク版『シャーロック・ホームズ:ジ・アウェイクンド』のリリースに向けて、ロシアの軍事侵攻による「混乱の中でも作業を続ける」ことをプレイヤーたちに約束している。

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