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エレクトロニック・アーツは10月1日に発売されたばかりの『FIFA22』に関する情報をプレスリリースをまとめており、同タイトルが記録的な販売本数を達成していることや今後の『FIFA』シリーズの方向性について発表している。

同社はプレスリリースの中で「『FIFA』シリーズの名称変更を検討しており、国際サッカー連盟(FIFA)と名称使用のライセンス契約を見直しているところです」と明らかにしている。

なお、エレクトロニック・アーツと国際サッカー連盟のパートナーシップはその他の企業とのパートナーシップやライセンスとは完全に別のものとなっているため、今回の名称変更が他の契約に影響を及ぼすことはないとしている。

エレクトロニック・アーツは現在、「プレミアム・リーグ」、ドイツのプロサッカー・リーグ「ブンデスリーガ」、「UEFAチャンピオンズ・リーグ」、「UEFAヨーロッパ・リーグ」などに関する数多くのライセンスを保有している。「EAスポーツ」ブランドのゼネラル・マネージャーであるカム・ウェーバーはプレスリリースで次のように述べている。「サッカーの未来はとても大きく、非常に明るいものです」

「私たちにとって、世界最高のインタラクティブなサッカー体験を皆さんにお届けし続けられるよう、あらゆる機会を確保することは最も優先すべきことです。『FIFA22』へのご支援やフィードバックのご提供に改めて感謝いたします。これからも皆さんと一緒にサッカーの未来を創っていくことを楽しみにしています」

ビデオゲーム業界誌『MCVディヴェロップ』の編集者であるセス・バートンは『NME』のインタヴューで今回の名称変更の検討について次のように語っている。

「タイトルの名称変更は、エレクトロニック・アーツにとって大胆な取り組みです。最も人気のブランドがなくてもやっていけると公言することは、一見すると交渉戦術のようですが、これは重く受け止めるべきことです」

「国際サッカー連盟は、過去10年の間に報じられた数々のスキャンダルが影響し、人々から問題の多い組織と思われています。ですから、エレクトロニック・アーツが国際サッカー連盟に対してライセンス契約を見直すという強気な対応を取ったのは正しい選択でしょう。パートナーシップを結んでいるビールや清涼飲料水メーカーといった他の大手企業もこれからエレクトロニック・アーツと同様の対応を取ることになると考えています」

また、セス・バートンは多くの人が「FIFA」といえば国際サッカー連盟ではなくゲームソフトのタイトルを思い浮かべてしまうことが最大の問題であると続けている。

「『FIFA』はマスマーケットで最大規模のゲームなので、タイトルの名称変更は混乱を招くことになるでしょう。それに、代わりの名称はどんなものがあるのでしょうか。『EAアルティメット・チーム・サッカー』でしょうか? それとも『リージョナル・ネーミングUEFA』とか? もしかしたら単に『EAフットボール』となるかもしれません。エレクトロニック・アーツにとっては難しい選択となるでしょうが、少なくとも名称変更を検討することは正当な判断だと思います」

エレクトロニック・アーツは300以上のライセンス・パートナーと提携しており、1万7000人以上の選手、700を超えるチーム、さらに30以上のリーグなどをゲーム内で利用できるようにしてきた。

プレスリリースには『FIFA 22』が発売されてからの統計データも掲載されており、910万人がすでにゲームをプレイしているほか、760万のアルティメット・チームが存在し、4億6000万回の試合が行われていることが明らかになっている。

また、9月30日にコナミから発売された『eフットボール 2022』は、ファンからの評価があまり高くないという。ファンや評論家から、選手のグラフィックやゲームの全体的な雰囲気について非難の声が寄せられている。これを受けて、コナミは継続的なアップデートを実施することを発表しており、第1弾のアップデートが10月に配信が予定されている。

その他のニュースとして、ツイッチはハッキングが「悪意のある第三者」によって行われたと発表し、この情報漏洩に関して現在も調査中であると述べている。

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