Photo: Amazon Games

アマゾン・ゲーム・スタジオはMMORPG『ニューワールド』の発売を今年の9月末まで延期することを発表している。

ニューワールドの制作チームは公式ツイッターを通して「私たちチームは『ニューワールド』がプレイヤーの皆さんにとって安心して楽しめるゲーム体験になることを願っています。そのために先月実施されたクローズド・ベータテストで皆さんが報告してくださった不具合の改善に取り組むことにしました」と述べている。また、チームは同じツイートの中で「バグの解消、プレイの安定性の改善、そしてゲーム全体の品質向上を目指して発売までさらに数週間のお時間をいただくことになりました」と報告している。

『ニューワールド』はPC向けにアマゾンとスチームから9月28日にリリースが予定されている。

アマゾン・ゲーム・スタジオは、『ニューワールド』の発売延期はクローズド・ベータテストでプレイヤーから受けた報告に基づいた決断だったと説明している。

『ニューワールド』の制作チームによれば「これは簡単な決断ではなかった」という。「ゲーム品質の向上を理由に発売日を変更したのはこれが初めてではない上に、お待ちいただく時間が長引くことでファンの皆さんをがっかりさせてしまうかもしれません。その分、リリース時には可能なかぎり最高の品質のゲームをお届けしたいと考えています」と述べている。

『ニューワールド』は今年初めの時点で2021年5月のリリースが予定されていたが、ゲームの品質向上を追求するために発売日の延期が繰り返されてきた。

17世紀半ばの大航海時代をモチーフとした『ニューワールド』はプレイヤーはアメリカ大陸をもとにした架空の地「エテルナム(Aeternum)」を植民地として開拓することになる。

『ニューワールド』の品質向上の課題の一つとして、本作のクローズド・ベータ版を体験した複数のプレイヤーからGPU(グラフィックカード)の故障が報告されていた。高価なことで知られる「GeForce RTX 3090」などのGPUもメモリの発熱により100度以上の高温に達したとして「ゆでだこ状態」と話題になっていた。「GeForce RTX 3090」の製造元であるEVGA社コーポレーションは、メモリの発熱により故障したカードについては全面的に交換を請け負うことを約束している。

その他のニュースとして、ロックスター・ゲームズが手がける「レッド・デッド・オンライン」に8月10日から新たなサバイバルモードである「一斉防衛」が登場することが明らかになっている。「一斉防衛」モードでは、プレイヤーは敵からの波状攻撃を撃退して町の住民を守れるようになっている。

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