Photo: Nintendo

任天堂の米国法人であるニンテンドー・オブ・アメリカは海賊版ゲームを配信していたサイト「ロム・ユニーバース」の運営者に対して、改めて同サイトの恒久的な閉鎖を意味する「永久的差止命令」を求めて訴訟を起こす方針であることが明らかになっている。

ニンテンドー・オブ・アメリカは先月、「ロム・ユニバース」を運営していたマシュー・ストーマンに対して損害賠償を求める訴訟を起こして勝訴している。「ロム・ユニバース」では違法にROMファイルがアップロードされており、利用者がそれをダウンロードできるようになっていた。

ニンテンドー・オブ・アメリカはこの裁判に勝訴し、カリフォルニア州の連邦裁判所はマシュー・ストーマンに215万ドル(約2億3600万円)の損害賠償金の支払いを命じている。マシュー・ストーマンは無職だと主張したため、毎月50ドル(約5,525円)が分割で支払われることになっていた。

同社の法務部は、マシュー・ストーマンが「ロム・ユニバース」の運営を再開したり、新たな海賊版サイトの開設ができないように永久的差止命令を裁判所に求めている。裁判所は前回の訴訟で、同サイトがすでに閉鎖済みであり、また任天堂側が「経営が困難になるほどの損害」を被ったかは証明できないことを理由に、「ロム・ユニバース」の所有や運営を禁止する要求については棄却していた。

しかし、マシュー・ストーマンが毎月50ドル(約5,525円)ずつの支払いも怠っていたことから、ニンテンドー・オブ・アメリカは今回の措置に踏み切ったと見られている。ブログ『トレントフリーク』が一般公開している裁判記録によると、マシュー・ストーマンは「海賊版ゲームのROMファイルを配布するために『ロム・ユニバース』の運営再開を検討しているかについて否定していない」様子であったとされている。

ニンテンドー・オブ・アメリカは、マシュー・ストーマンが損害賠償金を支払えないことを永久的差止命令が必要な根拠と主張している。「被告が提案して合意した毎月50ドル(約5,525円)というささやかな支払いさえ行われていません。これは、当社が被告からもたらされる過去または将来の利益侵害に対して法による適切な救済手段を持たないことを示しており、永久的差止命令の必要性を強く求めます」

ニンテンドー・オブ・アメリカが正式に勝訴したのは今年の5月26日で、わずか1ヶ月後の6月29日には差し止め命令の請求を行っているため、マシュー・ストーマンは既に損害賠償金の支払いを1回滞納したことになる。また、同社は5月の勝訴から1ヶ月と3日という短期間で差し止め命令を求めていることから、すでにこの事態を想定していたと見られている。

その他のニュースとして、バンダイナムコは『エルデン・リング』に関する新たな情報とゲーム・プレイ動画を公開している。

本作では環境や天候を利用することで戦闘が有利になるほか、沼地、草原、茂みなどが探索エリアとして登場することが明らかになっている。

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