Photo: SEGA

セガは『クレイジータクシー』をAAAタイトルとしてリブート版を開発していることが明らかになっていると見られている。

1999年にアーケイド・ゲームとしてリリースされ、翌年にドリームキャストに移植された『クレイジータクシー』はモバイルなどで多数のシリーズ作がリリースされてきている。しかし、ゲーム機向けのタイトルは2002年の『クレイジータクシー3 ハイローラー』以来リリースされていない。

昨年、セガは『クレイジータクシー』といったクラシック・タイトルの新作ゲームを開発中であることを発表していた。これ以上の詳細は明らかにされていないものの、新たなインタヴューでゲームの規模が明らかにされている。

セガの上席執行役員である瀬川隆哉は『ジャパン・タイムズ』紙のインタヴューで2021年に設立された札幌スタジオについて語っている。

「私たちは東京や海外の拠点と協力して『ファンタシースターオンライン2』や『カラフルステージ! feat. 初音ミク』といったタイトルを担当しています。私たちは『クレイジータクシー』といったAAAタイトルの開発にも参加しています」と瀬川隆哉は語っている。「現在、スタジオで独自で開発したタイトルはありませんが、将来的には開発するつもりです」

AAAタイトルは通常、高い開発費とマーケティング予算をかけており、それは一般的に完成品の規模と洗練度に反映されることになる。

『クレイジータクシー』などをリブートする方針についてセガ・アメリカのCEOである内海州史は次のように語っている。「近年『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』はゲームの成功を筆頭にさまざまな展開を行い、世界中で新たなファンを獲得しました。私たちはこの成功を受けて、自社の保有するIPに新たな生命を吹き込み、世界中のゲームユーザーに向けた新作ゲームを開発中です」

「本日の発表は、セガが持つ豊富な資産を新たに生まれ変わらせるプロジェクトの始まりにすぎません。私たちはなによりもまず、記憶に残るキャラクターと世界観をもった、すばらしいゲームを創り出していくことをお約束します。あらゆる世代のファンの皆さまに、今後数年にわたり展開していくこれらのゲームやプロジェクトにご期待いただければ幸いです」

一方、リスポーン・エンターテインメントはディズニープラスで配信されているTVシリーズの以前の時代を舞台とした『マンダロリアン』のタイトルを開発していると報じられている。

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