Photo: Siege Camp

カナダの開発会社シージ・キャンプは大規模多人数型オンラインゲーム(MMO)『フォックスホール(Foxhole)』の早期アクセス版の配信終了後にリリースされる正式版での新要素を公開している。

『フォックスホール』の正式版はアップデート「インフェルノ」と同日の現地時間9月28日にリリース予定で、ゲーム内のロジスティックス・システム(調達システム)にさまざまな新要素が加わる。その一つとして、プレイヤーは「大規模な鉄道網」を築き、車両、物資、兵士の長距離輸送手段として利用できるようになる。列車は輸送手段以外にも戦闘用にカスタマイズでき、装甲車や移動式の大砲として使用できる。

さらに、物資の量産工場や輸送用の港を建設でき、製造する武器や衣料品の量を増やせる。この新要素は有利な反面、工場などの「産業施設」を効率的に稼働させるためには、「電力網、石油パイプライン、採鉱などもしっかり管理」する必要がある。

他にも、戦闘を楽しむプレイヤー向けに、「インフェルノ(灼熱地獄)」というアップデート名の通り、火を使用する武器が多数追加される。火炎放射器、火炎放射戦車、焼夷弾など、建物や敵の要塞を焼き尽くす武器が用意されている。また、ロケット砲搭載車や様々な高性能戦車など、新しい車両も追加される。

今年1月には、『フォックスホール』のロジスティックス・システムに不満だったプレイヤーたちが、ゲーム内でストライキを行っていたため、「インフェルノ」ではロジスティックスに多数の改善点が追加されるとみられている。ストライキから1ヶ月後、シージ・キャンプはロジスティックスに変更を加えたと発表しており、「インフェルノ」でも鉄道網、列車、量産工場といったロジスティックス関連の新要素を追加して、リリース以来拡大しているマップやプレイヤー人口に合わせて、ゲームを進化させている。

その他のニュースとして、ニュー・ブラッド・インタラクティヴが開発したステルス・ホラーFPS『グルームウッド』の早期アクセス版が配信されている。本作は「少なくても1、2年」は早期アクセス版のみ配信される予定だが、既に全てが「正式版としてリリースできるくらい十分に洗練されている」と説明されている。

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