Photo: Retro Studios/ Nintendo

米ゲーム開発スタジオのレトロ・スタジオが手掛けたアクションFPS『メトロイドプライム』が当初は「3人の女性が主人公のゲーム」としてリリースされる予定だったことが明らかとなっている。

『ニンテンドー・ライフ』によると、当時レトロ・スタジオで『メトロイドプライム』シリーズの制作に携わっていた開発者たちのインタヴュー動画が4月18日にYouTubeチャンネル『ディド・ユー・ノウ・ゲーミング?』で公開されており、リード・ディベロッパーのジョン・ホイットモアなどの開発者7人が制作当時のエピソードについて語っている。

インタヴューでは『メトロイドプライム』が当初『メタ・フォース』と題された3Dタイトルとして構想されており、ネオナチに遺伝子を狙われる3人の女性が主人公となるゲームだったことを明らかにしている。なお、『メトロイドプライム』は最終的に当初とは異なる内容のゲームとして開発されている。

レトロ・スタジオは『メトロイド』シリーズの主人公「サムス・アラン」を登場させる予定ではなかったと語っており、同社に出資していた任天堂が開発当初の『メタ・フォース』の方向性を評価していたが、女性主人公を3人から1人に変更するよう要望したことがきっかけだったという。

また、任天堂の代表取締役フェローである宮本茂が1990年代後半に3人称視点のゲーム開発は困難であると考え、1人称視点に変更するよう求めたほか、新たな女性主人公は平凡すぎると考えたため、レトロ・スタジオはこの主人公を壁の向こうにいる敵を透視できる異星人に変更したという。

インタヴュー動画ではこの時、宮本茂は「この敵のエイリアンは素晴らしい宇宙海賊になると思うので、『メトロイド』シリーズに作り変えるのはどうでしょうか」と『メタ・フォース』を『メトロイド』シリーズとして制作することを提案したとされている。

リード・ディベロッパーのジョン・ホイットモアが率いる開発チームはこのアイディアを受け入れ、開発に向けて『メトロイド』シリーズを一から研究し始めたとしている。一方、当時は任天堂が開発中であった家庭用ゲーム機のゲームキューブ向けに『メトロイド』シリーズの新作を開発する必要があったものの、開発チームはこのゲームキューブに関する情報や知識が不足していたことから、かなりの部分を作り直すことになったという。最終的にはジョン・ホイットモアも同プロジェクトから離れることになり、ゲームのクレジットにも名前が記載されなかった。

その他の開発エピソードとして、主人公「サムス・アラン」が1986年にリリースされた初代から賞金稼ぎの肩書を持っていたことから、レトロ・スタジオは『メトロイドプライム3』で賞金稼ぎのミッションを取り入れることを考えていたが、任天堂はこのアイデアに否定的だったため、開発チームは困惑したという。

その後、任天堂は「賞金稼ぎ」を「心優しい宇宙冒険家」と捉えてキャラクターを制作していたことが判明したと述べられている。

開発当初の『メトロイドプライム』は3人称視点と1人称視点のどちらでリリースするか揺れ動いていたと見られるが、2003年2月に1人称視点のタイトルとしてゲームキューブでリリースされている。

その他のニュースとして、『ファイナル・ファンタジーXIV』ではハウジングの抽選販売で不具合が発生しており、プロデューサー兼ディレクターである吉田直樹が公式ブログで謝罪する事態となっている。また、4月17日付けの続報では不具合の原因特定に時間を要しており、抽選販売の結果発表期間の変更を発表している。

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