Photo: Square Enix

スクウェア・エニックスの代表取締役社長である松田洋祐が同社のゲーム制作でブロックチェーンやプレイ・トゥ・アーン(ゲームをプレイしながらお金を稼ぐコンテンツ)を推進する方針であることを明らかにしている。

松田洋祐は『週刊現代』2022年4月16日号で、NFTやブロックチェーン、プレイ・トゥ・アーンを将来的に自社のゲームに取り入れる方針であると述べている。

また、「将来は『自律的なゲームコンテンツ』の提供に挑戦していきたいと思っています。現在までのゲームの多くは、私たちが完成品としてコンテンツを提供し、プレイヤーはそのコンテンツを遊ぶものでした。しかし世の中には、『ゲームをより面白くするために貢献したい』と考えるプレイヤーが一定数いて、新たな設定や遊び方を創造してくれます」と語り、「今後はそんな方たちの力を活かし、発展していくゲームを創りたいのです」と続けている。

「善意に頼るのではなく、ブロックチェーン等の技術を活かすことで、発展に寄与した方にインセンティブも与えられるようにすれば、ユーザーの発想から革新的な面白さを持つコンテンツが生まれる可能性もあります。エンタテインメントの可能性は、今後さらに広がっていくはず。当社はこれからも、世界を豊かにする作品を創っていきたいと思います」

スクウェア・エニックスは2021年11月5日に発表した「2022年3月期第2四半期」で中期業績⽬標達成にむけた新規領域への挑戦としてNFT事業へ本格的に参入することを明らかにしており、決算説明会資料の中でNFTと自社タイトルを組み合わせることでどのようなシナジーが生まれるのかの「実証実験」について報告している。オンラインカードバトルRPG『ミリオンアーサー』をリリースしたところ、すぐに完売したことからNFTと自社タイトルの高い親和性を確認したという。これにより実証実験フェーズは終了して、今後は「本格的な事業家フェーズに移行」していくことを明らかにしている。

松田洋祐は2022年初頭に公開した「年頭所感」で、ゲームの進化により貢献したいと考える「プレイ・トゥ・コントリビュート」といわれるプレイヤーが今後増えると強調している。この松田洋祐の発言に多くのプレイヤーから反対の声が上がったものの、2022年の株式取引初日である1月4日にはスクウェア・エニックスの株価が8%上昇している。

また、アクティヴィジョン・ブリザード社が同社の手がけたゲームをプレイしたことのある一部のプレイヤーにアンケートを送ってNFTや仮想通貨などに対する意識調査を行っていることが明らかとなっている。一方で、同社の子会社であるブリザード・エンターテイメントの社長のマイク・イバラは自身のツイッター・アカウントで「誰もNFTをやってない」と調査への協力を呼びかけるツイートに返信している。

その他のニュースとして、スチームの最新情報から『アモング・アス VR』のリリース日が2022年12月になるのではないかと噂されており、リリースの詳細は4月21日午前2時より配信される「メタ・クエスト・ゲーミング・ショーケース(旧:オキュラス・ゲーミング・ショーケース)」で明らかになると見られている。

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