Photo: Epic Games

エピック・ゲームズはXboxならびに『フォートナイト』コミュニティと共に、ウクライナ支援のために1億4400万ドル(約176億円)の寄付を行ったと発表している。

エピック・ゲームズは公式ツイッター・アカウントで新たなツイートを投稿し、「ウクライナでの戦争によって影響を受けた人々の人道支援をサポートしてくださった皆様に深く感謝申し上げます」と述べている。

2月24日から続いているロシアによる軍事侵攻をふまえ、集まった支援金はウクライナの人々を支援するために非営利団体であるダイレクト・リリーフやワールドセントラルキッチンの他、ユニセフ、国連世界食糧計画、国連難民高等弁務官事務所などの人道支援機関への寄付に当てられることが明らかになっている。

エピック・ゲームズは3月20日に「ウクライナへの人道支援」と題した記事を公式サイトに掲出し、3月20日から4月3日までの『フォートナイト』における全収益をウクライナの人道支援活動に寄付することを発表していた。この支援金には期間内に実際の通貨を使って購入された「V-Bucksパック」や「ギフト用バトルパス」に加え、「ヴォイドランダー パック」などのヴィジュアルパックの売り上げが含まれる。また「フォートナイトクルーサブスクリプション」の再登録および更新手続きによる収益も支援金に含まれる他、この期間内は全額が支援金に充てられ、購入者は選択できない仕組みとなっている。

Xboxはエピック・ゲームズによる発表の後まもなくこの活動に賛同し、これに倣って「3月20日から4月3日までの『フォートナイト』での収益を寄付することで」ウクライナの人々を支援すると発表していた。

ウクライナ支援に協力するゲーム会社はエピック・ゲームズやXboxだけではない。ロシアの侵攻が激化し、何百万人ものウクライナ人が国外への避難を余儀なくされている中、多くのゲーム開発会社が支援を表明している。

スクウェア・エニックス・グループは3月15日付の公式ツイッター・アカウント(英語版)での投稿で、人道支援を目的として50万米ドル(約6,100万円)を寄付すると発表している。3月10日にはバンダイナムコグループが公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに1億円(約65万ポンド)を寄付すると発表し、ポーランドのゲーム開発会社であるCDプロジェクト・レッドなどの開発スタジオもロシアとベラルーシ市場での自社タイトルの販売を停止すると発表している。

その他のニュースとして、オンラインゲーム『ワールド・オブ・タンクス』を手掛けるウォーゲーミング社は、「多額の損失が見込まれる」としてロシアとベラルーシ両国から事業を撤退することを発表している。

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