Photo: CD Projekt RED

ロシアによる軍事侵攻を受けて、ポーランドのゲーム開発会社であるCDプロジェクト・レッドはウクライナを支援する人道支援組織に約2800万円を寄付することを発表している。

CDプロジェクト・レッドは2月25日に公式ツイッター・アカウントで、ポーランドの人道支援組織「ポーランド人道アクション(PAH)」に100万ズウォティ(約2800万円)を寄付すると投稿している。

CDプロジェクト・レッドは次のようにツイートしている。「我々の隣人であり友人でもあるウクライナへの侵略行為は、驚きと怒りをもたらしました……このような不当な行為に無関心でいることはできません。ともに変化を生み出しましょう!」

ロシアは2月24日にウクライナへの大規模な軍事侵攻を開始しており、多くのウクライナ国民がロシアの攻撃から逃れるために故郷と国境を接するポーランドに避難している。

ポーランド人道アクションは公式ツイッター・アカウントで、2月24日のツイートを固定ツイートにして次のように呼びかけている。「ウクライナでの戦争で、緊急の支援を呼びかけます!」

「避難を余儀なくされている人々に直接支援(食料やその他の形態の援助)を提供します。この情報を拡散してください!」

同組織が募金活動の情報を掲載しているオンライン寄付サイト『Siepomaga.pl』によると、2月27日時点でウクライナの救援活動のために570万ズウォティ(約1億5652万円)の寄付金が集まっており、その金額は現在も増え続けている。

ポーランドのゲーム開発会社である11ビット・スタジオも、2月25日からの1週間にサバイバル・シミュレーション・ゲーム『ディス・ウォー・オブ・マイン』から得た収益の全てをウクライナ赤十字に寄付すると発表しており、ゲーム配信プラットフォームであるグッド・オールド・ゲームズ(通称:GOG.com)も公式ツイッター・アカウントでこれに賛同している。

11ビット・スタジオは同社の公式ツイッター・アカウントに次のように投稿している。「この戦争について考えるとともに、戦争がどれほどの人々を殺し、人々の生活や故郷を荒廃させるか、あなたが想像でき得る全てに思いを巡らせましょう。私たちプレイヤーと開発者は共にウクライナでの戦争の犠牲者を支援するためにできる限りのことをしましょう」

その他のニュースとしては、昨年ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントが買収した世界最大規模の格闘ゲーム大会「エボリューション・チャンピオンシップ・シリーズ(EVO)」の運営チームは、今年度の大会「EVO2022」の競技種目に『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ作品が含まれなかったことが明らかになっている。

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