Photo: Epic Games

「アップ・ストア」の運営を巡るエピック・ゲームズとアップルの法廷闘争について、アメリカの35の州の司法長官がエピック・ゲームズへの支持を表明していることが明らかとなっている。

『ブルームバーグ』によると、35州の司法長官は連邦地裁に対して「『アップ・ストア』の管理はモバイル・アプリケーション市場での独占禁止法に違反しない」とする先の判決は誤りだと申し立てているという。

エピック・ゲームズはアプリ市場のルールを巡ってアップルを相手に反トラスト法訴訟を起こしている。昨年、アップルは裁判所から「アップ・ストア」での第三者の決済手段を追加するよう命じられたが、同社は期日延長を要請し、12月8日に連邦地裁はアップルの主張を認めている。今回エピック・ゲームズは、アップルが一審の判断に従っていないことに対して控訴を行っている。米司法省は連邦地裁の判決は議論の余地があるとしつつも明確な見解は示していない。

アップルの広報担当者は『ブルームバーグ』に次のように述べている。「先の判決が支持され、エピック・ゲームズの控訴は失敗に終わるだろうと楽観的に考えています。『アップ・ストア』は消費者にとって安心・安全な市場であると同時に、開発者にとっても素晴らしい機会を提供する場であることを引き続きお約束します」

現在、iOS版『フォートナイト』はエヌヴィディア社のクラウド形式のゲーム配信サービス「ジーフォース・ナウ」(ベータ版)を経由すればプレイできる。『フォートナイト』は2020年8月までiPhoneやiPad端末でプレイできていたが、その後「アップ・ストア」から削除されていた。

『フォートナイト』が同ストアから削除されたのは、エピック・ゲームズが「アップ・ストア」経由で同タイトルが購入される度に徴収される30パーセントの手数料を回避するため、「アップ・ストア」を通さずゲーム内通貨「V-Bucks」を利用して直接決済できるシステムを導入したことがきっかけとなっている。

『フォートナイト』の関連情報として、GDCの最近の調査によると、ゲーム開発者の83パーセントはメタヴァースに関心を示しておらず、17パーセントの開発者がメタヴァースに最も適しているプラットフォームとして『フォートナイト』を挙げているという。

他にも、韓国のゲーム開発会社のクラフトン社は『プレイヤー・アンノウンズ・バトルグランド』、通称『PUPG』の模倣ゲームが「アップ・ストア」でリリースされているにもかかわらず、適切な対応がなされていないとしてアップルを提訴している。

その他のニュースとして、ネットフリックスはモバイルゲーム・サービスの拡大に向けて、カナダのゲーム・コンサルティング会社であるロケットライド・ゲームズと提携したことが明らかになっている。昨年12月、同社はすでにロケットライド・ゲームズを通じて2本のタイトルをゲーム・ライブラリに追加しているが、今後はさらに多くのタイトルが登場すると見られている。

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