Photo: PlatinumGames

アクション・ゲーム『ベヨネッタ3』のリード・デザイナーであるマリウス・ヘルマナヴィチウスがプラチナ・ゲームズを離れ、タンゴ・ゲームワークスへ移籍したことが明らかになっている。

タンゴ・ゲームワークスは現在、アクション・アドベンチャー・ゲーム『ゴーストワイヤー:トウキョウ』をプレイステーション5向けに開発している。当初2021年にリリースが予定されていたが、2022年までの延期が発表されている。

プラチナ・ゲームズは2022年にリリース予定の『ベヨネッタ3』など3人称視点のアクション・ゲームの開発に定評があるが、リード・デザイナーのマリウス・ヘルマナヴィチウスの移籍が明らかになったことから、移籍先のタンゴ・ゲームワークスが3人称視点の新作アクション・ゲームの開発に着手している可能性があるという。

今年1月、プラチナ・ゲームズは代表取締役副社長だった稲葉敦志が代表取締役社長に就任したことを発表している。前代表取締役社長の佐藤賢一は顧問に就任している。

佐藤賢一は社長の交代について次のように説明している。「プラチナ・ゲームズにしかできない『新しい遊び』の創造に向けて、加速して進んでいく必要があり、そのためには、このタイミングで、プラチナゲームズのスタジオヘッドとして長年ゲームクリエイティブの面で手腕を発揮してくれていた、稲葉に社長の座をバトンタッチすることが、最善の策であるという判断をした次第です」

稲葉敦志はこれまでプラチナ・ゲームズの代表取締役副社長として開発部門のヘッド・プロデューサーも兼務してきた。今年1月からは代表取締役社長に就任し、引き続き開発部門のヘッド・プロデューサーも務めている。プラチナ・ゲームズへ移籍する前はスタジオ・クローバーの最高経営責任者兼プロデューサーとして『ビューティフル・ジョー』、『大神』、『ゴッド・ハンド』などの開発を手掛けてきた。

稲葉敦志は社長就任に伴い、声明を発表している。「新しい遊びを生み出すこと。それがプラチナ・ゲームズの存在意義です。そして、それは永遠に変わることがありません」

また、「私たちは常に『面白さ』ということに対して真摯に向き合い続けることが最も大切だ」と述べ、ゲームは「クリエイターとユーザーの双方が自由な想像力で楽しむ、素晴らしいエンターテインメントだ」と話している。

その他のニュースとして、ディスコードではボットの「Piggy」がゲーム内通貨「Piggy Gold」を稼ぐと暗号通貨に換金できると宣伝しているが、ユーザーたちは詐欺ではないかとツイッターで注意喚起している。ディスコードではP2E(Play-to-Earn:ゲームをプレイしながら稼ぐというコンセプト)に向けた動きが加速しており、「Piggy Gold」もこのトレンドに乗じたものと見られているが、P2Eや暗号通貨に関連した詐欺問題が多発しており、反対するユーザーも少なくない。なお、「Piggy」のツイッター・アカウントではマイニング(暗号通貨の発行プロセス)は行わないとしている。

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