ソニックチームは『ソニックフロンティア』が将来のシリーズに向けた礎となり、新システム「オープンゾーン」は今後もシリーズの基本形式として採用されるだろうと明かしている。
ソニックチームの代表である飯塚隆は海外メディア『セクター』のインタヴューで、『ソニックフロンティア』で採用したマップの大部分を自由に探索できる「オープンゾーン」は、「シリーズの新たな世代が始まる決定的瞬間」だと語っている。また、その前の世代の始まりは1998年発売の「『ソニックアドベンチャー』でソニックを3Dの世界に登場させた」ときだったと述べている。
さらに、次のように続けている。「『ソニックフロンティア』は『ソニック』シリーズで初めてオープンゾーン形式を採用し、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」にとって大きな飛躍となる作品です」
また、「1998年の『ソニックアドベンチャー』を原点とするリニア式・ステージクリア型の3Dアクションゲームを、プレイヤーが周辺を自由に探索できる新しいアクション満載のアドベンチャーゲームに進化させることが私たちの目標でした」と説明している。「多くのプレイヤーは決まったルートのない広大な世界での探索を好むため、私たちはそれを新たなオープンゾーン形式で実現したのです」
「ソニックがアクション・アドベンチャーゲームの画期的な一歩となることを大変うれしく思います。『ソニックフロンティア』の目標は将来のソニック・シリーズの礎となるようなゲームの開発でした」
飯塚隆は今年6月、「『ソニックフロンティア』はこの先の10年を見据えた次のステップになっています」と語っており、翌月には次回作の案があると明かしていた。
一方で、『ソニックフロンティア』の11月8日のリリース後にファンやゲーム評論家からのフィードバックを受けて、ディレクターの岸本守央はこういったフィードバックを「世界規模のプレイテスト」と捉えて改善の余地があるとほのめかしている。
『NME』は本作のレヴューで3つ星を付けて次のように評している。「『ソニックフロンティア』は作品のアイディアがうまく活かされておらず、退屈で満足感が得られない。感動的なストーリーとスリル満点のポータルステージにもかかわらず、セガのオープンワールド形式は同じことの繰り返しで中身が薄く単調になっている」
その他のニュースとして、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』のプレイヤーたちが最初のパートナーであるほのおタイプのポケモン「ホゲータ」が強すぎると指摘している。
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