Photo: Bloober Team, Konami

『サイレントヒル』シリーズのプロデューサーである岡本基は「全世界の『サイレントヒル』を大好きなクリエイターの方たち」に企画を持ってきてほしいと語っている。

昨年10月、コナミデジタルエンタテインメントはノー・コードとアンナプルナ・インタラクティヴが手掛ける『サイレントヒル:タウンフォール』の開発やブルーバー・チームが手掛ける『サイレントヒル2』のリメイク版の開発を発表している。

今回、IGNの取材に対してプロデューサーの岡本基、作曲家の山岡晃、コンセプト・アーティストの伊藤暢達といったシリーズの鍵を握る人物たちがインタヴューに答えている。

岡本基はシリーズの制作にあたって多数のスタジオと組むことにした理由について説明している。

「少ない手数の中で色んな『サイレントヒル』を作っていくためには、さまざまなインディ・クリエイターの人たちとやっていかなきゃいけない」と岡本基は語っている。「それでブルーバー・チームさんにお声かけしたり、アンナプルナ・インタラクティヴさんやノー・コードさんにお声がけしたり、世界中の『サイレントヒル』を作りたいと思っている人たちと一緒にやろうと動きました」

岡本基は「実は残念ながらプロジェクトがスタートしなかったものもあります」と認めつつも、「れから増えていくプロジェクトもあるんじゃないかと思います」と示唆している。

「今までは『サイレントヒル』を復活させるということ自体が秘密だったので、なかなか大っぴらに「みんな!『サイレントヒル』の企画を持ってきてくれ!」とは宣言できませんでした。今であればそれができるので全世界の『サイレントヒル』大好きなクリエイターの方たちが企画を持っていただければ、僕はちゃんとひとつひとつそれを見ていきますので、大募集しています」

岡本基は『サイレントヒル』シリーズの未来について「色んなクリエイターの人たちと話をして、これからについても色々と議論している最中です」と続けている。

山岡晃は今後について「この後30年、40年、50年、100年とずっとこのタイトルが続いていくといいなとは思っています」と語り、伊藤暢達は「ユーザーの人たちが想像しえないようなものになっていくのではないかと思う」として「多様性を歩んでいければうれしく思います」と述べている。

先日、『サイレントヒル2』のリメイク版の開発についてブルーバー・チームはコナミデジタルエンタテインメントから許可が出た時には「雷に打たれた」ようだったと述べており、開発については「非常に手堅いアプローチ」を取っていると語っている。

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