Photo: Nintendo

アメリカのインターネットプロバイダーのフロンティアが1000人の女性ゲーマーを対象に実施した調査で『あつまれ どうぶつの森』が最も「差別のない」ゲームに選ばれたことが明らかとなっている。次いでバトルロイヤル・ゲーム『プレイヤーアンノウンズバトルグラウンズ(通称『PUBG』)』が、3位には『ロブロックス』がランクインしている。

この調査では参加者が40種類のゲームタイトルのリストからプレイしたことのあるタイトルを、「親しみやすさ」、「差別のなさ」、「女性の描かれ方」の3項目からそれぞれ5点満点で採点している。この調査では1週間に最低1日、1回30分以上ゲームをプレイしている女性ゲーマーを対象にしており、平均年齢は32歳となっている。

一方で、最も評価が低かったゲームは『グランド・セフト・オート・オンライン』となっており、最下位から2番目・3番目は『コール オブ デューティ:ウォーゾーン』と『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』が続く結果となっている。

今回の調査結果では、47%の女性ゲーマーが過去2年のうちにゲームを日常的にプレイするようになったと答えている。さらに、52%のプレイヤーがゲームを「とても」もしくは「極めて」重要な社会生活(人との関わり)の一部であると答えており、コロナ禍の影響を受ける前の46%から増加している。

その他の調査結果として、女性ゲーマーの4人中3人が「ゲームが自分の生活に良い影響を与えている」と答えており、「いい影響」の例として61%のプレイヤーが「新しい友達との出会い」を挙げている。

一方で、回答者の83%がゲームプレイ中に性差別を経験しており、女性に向けたジェンダー・ハラスメントが増加していると答えている。

さらに、51%がハラスメントを避けるために性別を隠してオンライン・ゲームをプレイしていると答えている。また、42%が何らかのハラスメントを経験しており、40%が望んでないナンパ行為等を受けている。

しかし、75%の女性ゲーマーはゲームをプレイし始めた頃と比べてゲーム業界は全体的に差別が減り、親しみやすくなっていると答えている。

その他の関連ニュースとして、アメリカ最大のユダヤ人団体「名誉毀損防止同盟(ADL)」が実施した調査によると対戦型シューティング・ゲーム『ヴァロラント』が最もハラスメント行為が多いゲーム・コミュニティであることが明らかになっており、79%のプレイヤーが誹謗中傷など何らかのハラスメントに遭ったことがあると回答している。

また、同調査ではチーム戦ストラテジー・ゲームの『ドータ2』が2番目にハラスメント行為が多いゲームであることが明らかとなっており、78%のプレイヤーがオンライン・ゲームでハラスメントを受けたことがあると報告している。

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