Photo: Rockstar Games

オープンワールドゲーム『グランド・セフト・オートIII』と『グランド・セフト・オート:バイスシティ』のファンがソースコードをリバースエンジニアリングしたものが再びダウンロード可能になっている。これらは以前、テイクツー・インタラクティブの申し立てによって削除されていた。

開発元のロックスター・ゲームスの親会社であるテイクツー・インタラクティブは、リバースエンジニアリングによってゲームを再現するプロジェクトに対して、デジタル・ミレニアム著作権法に基づく削除申請の申し立てをしており、その後ソースコードは削除されていた。このプロジェクトを率いているaapは『ユーロゲーマー』に、テイクツー・インタラクティブとの接触は訴訟の引き金となるかもしれないと話していたものの、反訴する構えを見せている。

現時点ではテイクツー・インタラクティブは反訴に応じておらず、ソースコードも再びダウンロードできるようになっている。しかし、反訴に応じていないからといって同社が手を引いたわけではないという。デジタル・ミレニアム著作権法では、権利所有者が10営業日から14営業日以内に訴訟を起こさない限り、当該コンテンツを復元するための措置を講じると定められている。

ソフトウェア開発のプラットホーム「GitHub(ギットハブ)」には、反訴に関する声明が掲載されている。「コードはリポジトリにはなかったコードによるリバースエンジニアリングして開発されたものです。私たちはリポジトリに含まれるコードが、テイクツー・インタラクティブが所有するコードやその他のコンテンツと類似しているとしても、それは著作権で保護されていない、または公正使用が許可されていると考えています」

『グランド・セフト・オートIII』は、2001年にプレイステーション2で発売され、オープンワールドというジャンルを生み出した作品として知られている。2002年には、80年代をテーマにしたスピンオフ作品『グランド・セフト・オート:バイスシティ』が発売されている。

『re3』や『reVC』と呼ばれるプロジェクトは、どちらもファンに人気のある『GTA』シリーズのソースコードをリバースエンジニアリングしたものを基に制作されている。このコードは「ギットハブ」で公開されており、ワイドスクリーン・モード、デバッグ・メニュー、デバッグ・カメラといった様々な機能が追加されている。

コードをオープンソースにすることで、他のファンたちがレイトレーシングなど独自の改良を自由に加えることができるという。また、『GTA3』や『GTA:バイスシティ』は、Wii-Uやプレイステーション・ヴィータなど、他のプラットフォームへの移植も可能となっている。

その他のニュースとして、ロシアのゲーム開発会社であるバトルステイト・ゲームズは、ハードコアFPS『エスケープ・フロム・タルコフ』で近日中に「ワイプ」(データの強制リセット)を実施予定であると発表している。ゲーム内の天気予報が霧の濃い暗い天気を予測していたことからファンの間ではさまざまな推測が行われていたが、この発表を受けて「ワイプ」の実行を示唆していたものと見られている。

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