Photo: Take-Two Interactive

テイクツー・インタラクティヴは数百人の従業員をレイオフして、いくつかの進行中のプロジェクトを中止することを発表している。

グランド・セフト・オート』シリーズの発売元であるテイクツー・インタラクティヴは現地時間4月16日に証券取引委員会報告書を発表して、「事業全体の効率性を確認し、成長のための投資を行いつつ、当社の利益率を高める」ための「コスト削減プログラムを承認した」ことを明かしている。

テイクツー・インタラクティヴは現在進行中の複数のプロジェクトを中止して、5%の従業員を削減して、オフィス・スペースを縮小する予定となっている。2023年の報告書でテイクツー・インタラクティヴの従業員は約11,580人で、コスト削減プログラムとして約600人を解雇することになる。

証券取引委員会報告書でテイクツー・インタラクティヴはこのレイオフによって2000万ポンドから2800万ポンドのコストを削減できるとしており、中止するゲームによって9600万ポンドから1億1200万ポンドの削減になると見込んでいる。

『PCゲーマー』によれば、テイクツー・インタラクティヴは2024年度の売上高を53億ドルとして試算しており、『グランド・セフト・オート6』の確かな成功を見込んでいる。2023年12月に公開されたトレイラー映像は再生回数において新記録となっており、多数のパロディ動画が作られ、スクールボーイQとT-ペインが関わっていると報じられている。

先日、テイクツー・インタラクティヴのCEOであるストラウス・ゼルニックはコストを削減するためのレイオフの「計画は現状ない」と語っていた。「最もつらいことは同僚を解雇することです」昨年、テイクツー・インタラクティヴ傘下のプライベート・ディヴィジョンはレイオフを行っていた。

ゲーム業界では多くの企業がレイオフを行っており、今年1月、マイクロソフトはXboxと買収したアクティビジョン・ブリザードで1900人の従業員を解雇することを発表している。ライアット・ゲームズは500人を超える従業員を解雇して、『リーグ・オブ・レジェンズ』のスピンオフ企画を中止している。『ディスコ・エリジウム』の開発元であるZA/UMは4分の1の従業員を解雇している。

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