ロックスター・ゲームスはアマゾンファイヤースティックとホテルのテレビ、スマートフォンを使ってティーンエイジャーによってハッキングされたことが明らかになっている。
昨年9月、『グランド・セフト・オート6』は一般公開前に90以上のスクリーンショットや映像がオンラインにリークされていた。
それを受けてロックスター・ゲームスは「初期の開発映像」であることを認め、「不法にアクセスして、ダウンロードされたもの」だと述べていた。リークが行われた月にオックスフォードシャー在住のティーンエイジャーがハッキングに関連して逮捕されている。
今年7月、18歳のアリオン・クルタージはコンピュータ不正使用法に基づく6件の罪、3件の脅迫罪、2件の詐欺罪を含む12件の罪に問われることが確定したが、裁判を受けるには「不適格」と見なされている。
アリオン・クルタージはそのスキルとサイバー犯罪を犯したいという願望から一般に対する危険性が高いままであると裁定して、「無期限の入院措置命令」を命じている。彼は危険性がなくなると判断されるまで、厳重に警備された病院に留まることになる。アリオン・クルタージについては国際的なデジタル窃盗団「ラプサス(Lapsus$)」の主要メンバーとしての関与も確認されている。
アリオン・クルタージはエヌヴィディアとBT/EEのデータを盗んで400万ドルの身代金を要求したことにも関与したことで17歳の共犯者とともに判決を受けている。
裁判の中でアリオン・クルタージの犯行の詳細が明らかになっており、ロックスター・ゲームスをハッキングした時、アリオン・クルタージはトラベロッジ・ホテルで警察の保護下にあったという。当時、彼はエヌヴィディアとBT/EEをハッキングした件で保釈中で、警察は彼のラップトップを押収したが、アリオン・クルタージはアマゾンファイヤースティックとホテルのテレビ、スマートフォンを使って『グランド・セフト・オート6』の90点のヴィジュアルをハッキングしている。
彼はロックスター・ゲームス社内のスラック・チャンネルを利用して同社を脅迫した後、「ティーポットUberハッカー」というユーザー名でクリップとソースコードをオンラインに公開している。
アリオン・クルタージの弁護士は『グランド・セフト・オート6』のトレイラー映像の正式公開など、犯罪が与えた影響はほとんどないと主張したが、ロックスター・ゲームスは犯罪によって膨大な労働と500万ドルを超える損害が発生したと主張している。
ヴァイス・シティを舞台とした『グランド・セフト・オート6』はプレイステーション5とXboxシリーズX/Sで2025年に発売される予定となっている。
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