Photo: Take-Two Interactive

ネットフリックスは『グランド・セフト・オート』のスピンオフ作品を自身のサービスで配信しようとしていると報じられている。

『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙はネットフリックスの戦略に詳しい情報筋の話として同社がテイクツー・インタラクティブと話を進めていると報じている。

今もなお交渉中とのことだが、「ライセンス契約を通じて人気アクション・アドヴェンチャー・シリーズ『グランド・セフト・オート』のゲームをリリースする」ことについて話をしているという。

また、ドラマ『ブラック・ミラー』、『タイラー・レイク -命の奪還-』、『イカゲーム』、『ウェンズデー』のゲームを開発する構想もあると情報筋は語っている。

ネットフリックスはゲームの世界に進出しようとボス・ファイト・エンターテインメント、ネクスト・ゲームズ、ナイト・スクール・スタジオ、スプライ・フォックスといった企業をここ数年で買収している。ネットフリックスは2022年にカリフォルニアとフィンランドにゲーム・スタジオを開設している。

これまでにネットフリックスはゲームの戦略で10億ドル(約1500億円)を費やしたと考えられている。

しかし、ゲームはネットフリックスの独壇場という訳にはいかず、『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙はゲームで利益を生み出しておらず、追加料金なしでゲームをプレイできることを指摘している。

アップトピアは2億3800万人のユーザーのうち日々ゲームをプレイしているのは1%以下だという試算も出している。『グランド・セフト・オート』のスピンオフ作品はその傾向を変えるかもしれないが、コメンテーターはそうは見ていないと発言している。

「ゲーマーじゃない人がネットフリックスのゲームをやるでしょうか」とゲーム開発者のジュダ・シルヴァーは述べている。「それが大きな疑問です」

一方、ポスト・マローンは『エーペックス・レジェンズ』とコラボレーションして「2週間にわたる美しい騒乱」を開催することを発表している。

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