Photo: Rockstar Games
初代『グランド・セフト・オート』は開発当時に実施された社内アンケートで「一番成功しそうにない」タイトルに選ばれていたことが明らかとなっている。
現ロックスター・ノース社の前身である英国のDMAデザイン社は、3年半の開発期間を経て1997年11月28日に初代『グランド・セフト・オート』をリリースしている。
リリースの数ヶ月前にDMAデザイン社に入社して、後に『グランド・セフト・オート2』のプロデューサーを務めたコリン・マクドナルドはBBCの取材で次のように語っている。「社内で当時、開発中の7タイトルのうち、一番成功しそうなタイトルと、一番成功しそうにないタイトルを調査するアンケートを実施しました。その結果、一番成功しそうにないタイトルに選ばれたのが（初代）『グランド・セフト・オート』でした」
コリン・マクドナルドは次のように続けている。「ゲームの方向性はまだ確定していませんでした。また不具合も多く、2分以上プレイするとクラッシュしてしまうので、多くの開発スタッフはきっと、成功しないゲームだと心の奥底では思っていたはずです」
「『グランド・セフト・オート』の開発は試行錯誤の連続で、社内で低評価の時期が長く続きました」
しかし、開発を進めるうちにこのゲームが「特別なゲーム」になる確信を得たという。
「開発チームは仕事以外の時間でも、自分たちで自主的にプレイするほどのめり込んでいました。毎年、クリエイティヴで技術的にも素晴らしいゲームが数え切れないほど発売されていますが、何らかの理由でヒットするまでには至っていません」と、コリン・マクドナルドは続けている。「『グランド・セフト・オート』シリーズは1作目のリリースから四半世紀が経った今でも好調で、とても驚いています」
今年8月、『グランド・セフト・オート』シリーズの販売元であるテイクツー・インタラクティヴは『グランド・セフト・オート6』について、「同シリーズ、ゲーム業界、そして全てのエンターテイメントの新たなクリエイティヴ・スタンダードを目指しています」と意気込みを語っている。
開発元のロックスター・ゲームスは今年2月の時点で『グランド・セフト・オート6』が「現在開発中」と公表しているが、発売日はまだ発表していない。
その他のニュースとして、ストリーマーのドクター・ディスリスペクトは『コール オブ デューティ ウォーゾーン2.0』のゲーム内チャットで不適切な発言をしたため、ゲーム・アカウントの7日間停止処分を受けている。
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