Photo: Rockstar

グランド・セフト・オート6』はマイアミをモデルとした架空の都市が舞台となり、主人公として女性キャラクターが登場すると報じられている。

現地時間7月27日に公開された『ブルームバーグ』の記事によると、『グランド・セフト・オート6』にはシリーズ初の女性の主人公が登場し、主人公は2人組となって、1人がラテン系の女性キャラクターになるという。本作の開発状況に詳しい情報提供者は2人組の主人公は米国で実在した男女2人組の犯罪者「ボニーとクライド」に影響を受けたキャラクターだと述べている。

また、『ブルームバーグ』は本作がマイアミとその周辺エリアをモチーフとした架空の都市が舞台になると伝えているが、当初は「広大な南北アメリカ」を舞台にしたゲームとして設計されていた。

現在、開発元のロックスター・ゲームスが新作の開発でクランチ(長時間労働)を避ける取り組みを実施していることに加えて、開発規模の大きさや新型コロナウイルス感染拡大による影響も生じており、『グランド・セフト・オート6』の開発には時間がかかっているという。新作の発売日を前倒しすべく、同社は新たなミッションや都市を発売後に順次追加していくとしている。

開発の遅れにより、『ブルームバーグ』の取材に応じた開発メンバーは『グランド・セフト・オート6』の発売が「早くても」2年後になると語っている。

また、ロックスター・ゲームスはクランチを避ける取り組みのほかに、特定のグループを「攻撃する」風刺を交えたジョークも控える方針だと報じられている。こういった配慮はすでに『グランド・セフト・オート:オンライン』でも実施されており、ジョージ・フロイドが警察官によって殺害された事件を機に、同社は予定していた「コップス・アンド・クルックス(警察と泥棒)」モードの導入を中止している。ロックスター・ゲームスは今年4月にも『グランド・セフト・オート:オンライン』と『グランド・セフト・オートV』からトランスフォビア(トランスジェンダーの人に対する不寛容、否定的な態度、言動、嫌悪)的コンテンツを削除している。

同社は7月上旬に『レッド・デッド・オンライン』の大型アップデートを終了し、開発リソースを『グランド・セフト・オート6』に投入すると発表していた。

その他のニュースとして、多数のプレイヤーを対象に実施された研究により、ゲームのプレイ時間とプレイヤーの幸福度に「相関関係がない」ことが明らかとなっている。

Copyright © 2024 BandLab UK Limited. NME is a registered trademark of BandLab UK Limited being used under licence.

関連タグ