『グランド・セフト・オートV』の最新タイトル・アップデート1.64が配信されて、プレイステーション5版とXboxシリーズX/S版がレイトレーシングに対応すると発表されている。
パッチノートによれば、今回のアップデートで新たなミッションやストーリーが追加されるほか、3つあるグラフィック・モードのうち、30FPS/高画質の「フィデリティ・モード」がレイトレーシングに対応するという。このモードに設定すると、キャラクターや車両、建物に反射した光がよりリアルに描写される。
なお、開発元のロックスター・ゲームスは以前のアップデートで、トランスフォビアと受けとられるコンテンツをプレイステーション5版とXboxシリーズX/S版から削除している。
今年3月、箱に「交換可能な性器」を持つと書かれている「キャプテン・スペーストイ」の箱入りフィギュアがゲームの世界から削除されていることをレディット・ユーザーが発見している。
4月には『グランド・セフト・オート』シリーズのコミュニティ管理者のクリスティ・クラウドがツイッターで次のように指摘している。「ロックスター・ゲームスはトランスジェンダーの風刺画や“ドラァグクイーン”がコカトゥー以外で出現しないように変更したようです」
タイトル・アップデート1.64のパッチノートはこちら。
ロックスター・ゲームスは今年2月の時点でシリーズ最新作『グランド・セフト・オート6』を「現在開発中」であることを公表している。
ところが、9月にはロックスター・ゲームスへのハッキング事件が発生しており、90本を超える開発中の『グランド・セフト・オート6』のゲームプレイ動画やスクリーンショットがネット上に大量流出する事態となっている。9月19日に同社は動画が流出した事実を認めたうえで、開発スケジュールに支障はないとし、「現時点では、当社のゲーム実況サービスに障害が起きたり、現在開発が進められているプロジェクトへの長期的な影響はありません」とコメントしていた。
その後、ハッキングの容疑で逮捕された英国の17歳の少年はロックスター・ゲームスのプライベート・ファイルやサーバーに携帯電話を使用して侵入した容疑を法廷で否定している。先月、販売元のテイクツー・インタラクティヴの最高経営責任者であるストラウス・ゼルニックは四半期決算報告会で「開発に影響はない」とあらためて発言している。
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