『サイバーパンク2077』の品質管理チームの責任者だったウカシュ・バビエルがCDプロジェクト・レッドを退社することを発表している。
彼は現地時間1月21日に自身のツイッター・アカウントで次のように述べている。「本当に最高のメンバーと共に仕事ができました」
彼は11年にわたってCDプロジェクト・レッドに在籍したベテラン社員であり、『サイバーパンク2077』はもちろんのこと、ファンタジー小説『ウィッチャー』を原作とするゲーム・シリーズの『グウェント:ウィッチャーカードゲーム』や、『ウィッチャー3 ワイルドハント』などの開発に携わってきた。
ウカシュ・バビエルは退社を報告するツイートで次のように述べている。「先月、11年間過ごしたCDプロジェクト・レッドを退社することを決意しました。この別れにあたって、3Dプリントされた手描きのフィギュアや才能溢れるポーランドの2人の作家による漫画など、心を打たれるような素晴らしい贈り物をいただきました。本当に最高のメンバーと共に仕事ができました」
ウカシュ・バビエルはコメントとともに2枚の画像をツイッターで公開しており、『サイバーパンク2077』の主人公「ジョニー・シルヴァーハンド」の衣装を着た彼自身を形どったフィギュアと、彼の似顔絵を使用した漫画の1ページがそれぞれ投稿されている。
Last month I decided to leave CD Projekt RED after great 11 years there. I've got these amazing gifts as a farewell – 3D printed and hand-painted figure and a comic by two talented Polish authors, which just melted my heart. I really worked with the best people ❤🧡💛💚. pic.twitter.com/ha8zuPr8wR
— Łukasz Babiel (@pjpkowski) January 20, 2022
彼は2010年に開発者としてCDプロジェクト・レッドに入社して、ベータ・テストを担当している。2017年からは『サイバーパンク2077』の品質管理チームの責任者を務めていた。彼のリンクトインのプロフィールによると、品質管理チームでは、開発パイプラインの導入や60人以上のメンバーで組織されたチームで各種テストにあたり、リード・プロデューサーやスタジオ・ディレクターと密接に連携しながら新作タイトルのチェック体制を築いた。
『サイバーパンク2077』関連のニュースとして、同作にサバイバルゲームの要素を追加した最新MOD「リヴ・イン・ナイト・シティ」が『ネクサス・モッズ』で配信されている。
この最新MODではキャラクターの疲労や空腹、喉の渇きといったレベルが追加されており、欲求が満たされないと、その状態に応じてペナルティが課せられる。ゲーム内で睡眠不足状態やシャワーを浴びない状態が続いて疲労度が高くなると、クリティカルヒットの確率やスタミナの回復力が低下する。一方で、システムの誤作動やフラッシュが発生したり、難易度のノーマル/ハードを変更するとプレイヤーが地面に叩きつけられる不具合も発生している。
その他のニュースとして、フロム・ソフトウェアはアクションRPG『ダークソウル』シリーズのPC版の対戦サーバーを一時停止とすることを昨日1月23日に公式ツイッター・アカウントで発表している。『ザ・ヴァージ』によれば、サーバーが停止される前にはツイッチ・ストリーマーの「ザ・グリム・スリーパー(The__Grim__Sleeper)」がPC版『ダークソウル3』の動画配信中にハッキングの被害に遭うといった事態が発生しており、同シリーズのコミュニティではハッキングに対する脆弱性が話題となっていた。この問題はチート対策ソフトウェアで防ぐことができるものの、来月リリース予定の『エルデン・リング』にも影響を与える可能性があるとみられている。
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