Photo: Epic Games

エピック・ゲームズは『フォートナイト』がグラフィック・デザイナーのカウズとコラボレーションしたヴァーチャル展覧会「ニュー・フィクション」を開催することを発表している。「ニュー・フィクション」はヴァーチャルとリアル、両方の会場が準備されており、現実世界の展示会場となるロンドンの美術館「サーペンタイン・ギャラリー」が『フォートナイト』内に登場し、作品を鑑賞できるようになっている。

『フォートナイト』のゲーム内で開催されるヴァーチャル展覧会「ニュー・フィクション」には急速な成長を見せるメタヴァースの要素が取り入れられており、日本時間1月19日午前0時から1月26日午前0時まで開催される。

『フォートナイト』ではロンドンにある美術館「サーペンタイン・ギャラリー」が忠実に再現されている。サーペンタイン・ギャラリーは公的資金や寄付などで運営されており、入場料が無料の美術館となっている。展示会「ニュー・フィクション」の詳細はエピック・ゲームズの公式サイトから確認できる。

アーティストのカウズは今回の展示会について次のように述べている。「自身のアート作品を展示する新たなメディアを常に開拓しており、今回のプロジェクトには非常にワクワクしています。『フォートナイト』とアートがコラボレーションするということは、ゲーム内と会場の両方で並行して開催される(ARなどを使った)複雑な展示を同時に楽しめるということです。『フォートナイト』とサーペンタイン・ギャラリーの素晴らしいチームの皆さんに感謝いたします」

『フォートナイト』はこれまでにもカウズとのコラボレーションを実施しており、エピック・ゲームズのネイト・ナンツァーはコラボレーションについて次のように語っている。「『フォートナイト』とカウズの独創的で芸術的な作品がコラボレーションするのは2回目ですが、世界中のプレイヤーが現実の展示会にヴァーチャル世界からアクセスできるようにしたのは今回が初めてです」

「プレイヤーの皆さんはアートやクリエイティヴな文化に日々刺激を受けていると思います。このパートナーシップによりカウズの作品を世界中の様々な視聴者にお届けでき、感動しています。この分野にはこれからも投資を続けていくつもりです」

エピック・ゲームズは『フォートナイト』でメタヴァ―ス風のイベントを上手く取り入れることに定評がある。昨年11月には米ゲーム開発会社のハーモニクス・ミュージック・システム社を買収し、『フォートナイト』の音楽コンテンツを拡充することを発表しているほか、膨大なクロスオーバー作品を世に送り出し続けている。ハーモニクス・ミュージック・システム社は北米を中心に人気のある音楽ゲーム『ロック・バンド』を手がけたことで知られている。

『フォートナイト』に関するニュースとして、人気の降下スポット「ティルテッド・タワー」が復活するのではないかとの噂が広まっていたが、1月18日に『フォートナイト』の公式ツイッター・アカウントで短いティーザー動画が公開され、再び登場することが明らかになっている。

その他のニュースとして、インテル社の最高経営責任者であるパット・ゲルシンガーは2021年を振り返る動画を公開しており、競合するアメリカの半導体企業アドバンスト・マイクロ・デバイセズ社を抜き去り、同社が市場を牽引していると語っている。

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