アメリカで開催されていたチャリティ・イベント「オーサム・ゲームズ・ダーン・クイック2022」で集まった寄付金が過去最高額に達したことが発表されている。同イベントは様々なゲームでリアルタイム・アタックを競う大会となっており、現地時間1月9日から1月16日まで開催されていた。
寄付金の総額は341万6729ドル(約3億9000万円)に達しており、これらはガンの研究や早期発見によるガン予防に取り組むアメリカの慈善団体「プリヴェント・キャンサー・ファウンデーション」に寄付される。この寄付金額にはツイッチのビッツ(ツイッチで購入できるバーチャルグッズ)、チャンネル登録者およびスポンサーからの支援金は含まれておらず、個人による寄付金のみの合計となっている。
『レディット』の投稿によると、運営元の「ゲームズ・ダーン・クイック」は2010年からこのチャリティ・イベントを開催しており、過去12年間で約3400万ドル(約38億9100万円)以上を世界中の慈善団体に寄付してきたという。
🏁TIME 🏁
#AGDQ2022 has raised a total amount of $3,416,729 for @preventcancer! This is officially the most we've ever raised in the history of @GamesDoneQuick – ANOTHER WR🏆
Thank you to everyone who made this marathon possible, and thank you all for your generosity & support❤️— Games Done Quick (@GamesDoneQuick) January 16, 2022
「ゲームズ・ダーン・クイック」のディレクターである「スミチュ」ことカスミ・ヨギによれば、ツイッチの配信で寄付がとめどなく集まり続けて、正確な金額の把握が難しくなるほどだったという。「寄付金額は増え続けています。皆さんが今も引き続き、寄付をしてくれているんです」
統計データ提供サイト「スタティスタ」によると、2014年のチャリティ・イベントで集まった寄付金は100万ドル(約1億1400万円)に及ばなかったものの、それ以降は毎年増加し続けているという。
『レディット』では「オーサム・ゲームズ・ダーン・クイック2022」のアーカイヴを視聴できるプラットフォーム一覧が公開されており、その中でも2人1組でプレイする『イット・テイクス・ツー』や目隠しで挑戦する『隻狼:シャドウズ ダイ トゥワイス』が注目を浴びている。
また、同イベントでは『ジオゲッサー』のスピードランも実施されている。『ジオゲッサー』はグーグル・マップやグーグル・ストリート・ヴューを使って周囲の景色をヒントにしながら自分がいる場所を当てるゲームで、今回2人組のプレイヤーが約40分で自分たちの位置を特定することに成功して話題になっている。彼らはグーグル・ストリート・ヴュー上に存在する「5万2000箇所を越える地点」を世界各国から厳選して集めたマップ「ダイバース・ワールド・マップ」でスピードランに挑戦したという。
「サマー・ゲームズ・ダーン・クイック」は次回も開催が予定されており、具体的な開催時期等についてはこれから発表されると見られる。次回のイベントで募る寄付金は「国境なき医師団」へ提供される。
その他のニュースとして、コナミデジタルエンタテインメントが『悪魔城ドラキュラ』シリーズ35周年を記念したNFTアート14点をオークション形式で販売したところ、合計でおよそ1800万円の値がついたことが明らかとなっている。
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