Photo: Remute

テクノアーティストのリミュートは「ニンテンドー64のカートリッジを使った史上初となる音楽アルバムをリリースする」ことを発表している。リミュートはドイツのハンブルグを拠点にテクノアーティスト兼DJとして活動している。

『R64』と名付けられたアルバムは、通常のCDではなくニンテンドー64のカートリッジに楽曲を収録してリリースされるという。リミュートはオンライン版レコードショップ『バンドキャンプ』で「これはパッケージに仕掛けがあるという単純なものではなく、『実際のゲーム機』でニンテンドー64のカートリッジとして機能する」と述べていることから、アルバム『R64』を聴くにはニンテンドー64本体が必要になる。

リミュートはこれまでにもスーパーファミコンやゲームボーイといったレトロな家庭用ゲーム機のカートリッジで音楽アルバムをリリースしている。『R64』は2022年3月25日頃にリリース予定となっている。

今回のアルバムに関してリミュートは「これまでで最も遊び心があり、多岐にわたった楽曲が収録されたアルバムです。イエロー、クラフトワーク、イエロー・マジック・オーケストラを思い出すような非常にキャッチーなエレクトロ・ポップから、怪しげな雰囲気のテクノ・ミュージックまで15曲の新曲が収録されています」と説明している。

『R64』はニンテンドー64のカートリッジとなるため、ハードウェアの制約を受けることになるが、再生にはわずか8MBのストレージしか必要としないという。また、カートリッジに収録されたアルバムは「MP3プレイヤー」が内蔵されていたり「マイクロSDカードにWAVファイルとして恐ろしいほど圧縮」するといった変更を一切加えない「ごまかし無し、正真正銘のカートリッジ」だと述べている。

さらに、リミュートは「優秀なニンテンドー64の開発者」のラスキー(Rasky)にも感謝を述べており、アルバムで使用されたサウンドエンジンだけでなく、アルバムに合わせた「不思議な3D体験」も制作したことを明らかにしている。

なお、『R64』では同アルバムから数曲のハイレゾ音源を収録した7インチのレコードが付属する「プラス・エディション」版もリリース予定となっており、ニンテンドー64本体を所有していないファンも楽曲を聴くことができる。

その他のニュースとして、ライアットゲームズは先日、今後5年間にわたる新たな方針を発表しており、退職を希望する従業員には給与の25パーセントを支給することを明らかにしている。

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