Photo: Sucker Punch Productions

時代劇アクション・アドベンチャー・ゲーム『ゴースト・オブ・ツシマ』の累計販売本数が発売から18ヶ月で800万本を突破したことが明らかとなっている。1月5日からアメリカで開催されている「CES2022」のプレスカンファレンスでソニー・インタラクティブ・エンタテインメントが明らかにした。

これを受けて『ゴースト・オブ・ツシマ』の開発を手掛けたサッカーパンチ・プロダクションズは1月5日、「我々はゴースト・オブ・ツシマのセールスが800万本を突破したことにとても驚き、感激しています! プレイしてくれた皆様に感謝申し上げます! 皆様のサポートありがとうございます!」とツイートしている。

『ゴースト・オブ・ツシマ』は2020年7月にリリースされ、2021年3月にはセールスが650万本を突破したことをディレクターのネイト・フォックスが発表している。また、同作はリリースからわずか3日間でワールドワイドの販売本数が240万本に達しており、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントのIPの中で最速のセールスを記録している。

2021年8月20日には『ゴースト・オブ・ツシマ ディレクターズカット』がリリースされており、オリジナル版の本編に加えて「壱岐島(いきのしま)」を舞台にした新たなストーリー「壹岐之譚」が追加されている。このディレクターズカット版が今回の800万本達成に貢献したと考えられる。

ディレクターズカット版では追加要素として新しいキャラクターやマップ、鎧、ミニゲーム、技、敵キャラクター、トロフィーなどが追加されている。

ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントの最高経営責任者であるジム・ライアンは、『ゴースト・オブ・ツシマ』のような新しいIPを立ち上げることは「大きなリスクが伴うが、それでも革新的なゲームの開発を続けていきます」と語っている。

彼は2021年11月に行われた『GQ』誌のインタヴューで「(ゴースト・オブ・ツシマのような)大ヒット作は1億ドル(訳120億万円)以上もの予算が必要で、そのようなIPを市場に投入するには開発費だけでなく広報や宣伝などにも多くの資金が必要になります」と語っている。一方で、大ヒット作のリスクも分かった上で「我々はこれからも素晴らしいゲームを開発していきます」と述べて革新的なゲームの創出に意欲を見せている。

なお、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントとプレイステーション・プロダクションズは『ゴースト・オブ・ツシマ』の実写映画化を発表している。『デッドライン』の報道によると、映画は『ジョン・ウィック』シリーズを手掛けたチャド・スタエルスキが監督を務めるという。

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