ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントは「コーチング機能をゲームプレイ中のユーザーに提供する為のシステム及びメソッド」と題した特許を申請していたことが明らかとなっている。この特許はゲーム内でプレイヤーにゲームの進め方を指導する機能となっている。
この特許の申請内容は2021年12月30日に米国特許商標庁の公式サイトで公開されており、同サイトの説明文によれば、ゲームをプレイ中のプレイヤーのスキルが「ある一定の値を下回った」場合にこの「コーチング」機能が自動的に発動するという。
「コーチング」機能が有効になると、ゲームの画面上にお手本となるゲームプレイ映像が重ねて表示され、プレイヤーにゲームのエリア内での進め方が示される。
米国特許商標庁の公式サイトによれば、この機能は「様々なジャンルのゲームで、プレイヤーが新たなゲームのプレイ方法を習得するときのフラストレーションを軽減する」ために導入されるという。
なお、プレイステーション5にはシステムレベルでこれと似た機能が搭載されており、ゲームの開発者たちはプレイステーション5のこの機能を活用することで、ゲーム内の特定の場面でビデオ・ガイドやゲームプレイのヒントを表示させている。
プレイステーション5の機能はアクション・アドベンチャー・ゲーム『スパイダーマン:マイルズ・モラレス』やアクション・ゲーム『アストロ プレイルーム』、アクションRPG『デモンズソウル』などの作品で活用されているが、ファーストパーティ以外の開発タイトルでは導入が進んでいなかった。
また、同社の特許に関する情報として、マルチプレイヤー・ゲームのプレイ中にプレイヤーが取る「破壊的な行動」を検出するシステムに関して、同社が特許を申請していたことが明らかとなっている。
このシステムはプレイヤーやゲーム単位で情報を収集するものになっている。この特許については12月9日、世界知的所有権機関(WIPO)のウェブサイトで情報が公開されており、特許の名称は「マルチプレイヤー・ビデオ・ゲームにおける破壊的な行動を処理するためのメソッドとシステム」となっている。また、特許は昨年5月に出願されたことも記載されている。
その他のニュースとして、エヌヴィディア社は新たなフラッグシップGPU「GeForce RTX 3090 Ti」を発表している。このGPUについては以前から噂が広まっていたが、本日2022年1月5日からアメリカで開催されている世界最大級の家電見本市「CES 2022」で正式に発表されている。価格や発売日は現時点では未発表だが、『ザ・ヴァージ』は「GeForce RTX 3090 Ti」の演算能力(処理能力)は前モデルの「RTX 3090」から約11%向上していると報じている。
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