Photo: Theo Wargo / Getty Images

一部のファンたちはゲームクリエイターの小島秀夫が毎年恒例となっているクリスマス・イヴのツイッター投稿で新作ゲームを予告しているのではないかと噂をしている。

小島秀夫は12月24日に自身のツイッター・アカウントで、イラストレーターの新川洋司によって描かれた3人の新キャラクターの初出し画像を「Happy Holidays(良い休日を)」というシンプルな挨拶を添えて投稿している。

この投稿見たファンたちは、このイラストが新作ゲームを準備中であることを示唆しているのではないかと反応しており、新作のファースト・ルックをお披露目しているのではないかと噂している。

このイラストの3人のキャラクターが『サイレントヒル』シリーズの新作に出てきそうだという意見や、『デス・ストランディング 2』の新キャラクターではないかと期待を寄せるファンの投稿も確認されている。

一方で、海外フォーラムサイトの『リセットエラ』のスレッドでは「小島秀夫のツイートがすべて何かを予告しているわけではない」という意見も出ている。

あるユーザーは小島秀夫がスクウェア・エニックスの橋本真二と撮った写真をツイートしたときのことを引き合いに出してそう語っている。このときファンの間ではコラボレーションの噂が広まったが、実現することはなかった。

また、オランダのブルー・ボックス・ゲーム・スタジオは以前、同スタジオが手がける一人称視点サバイバル・ホラー・ゲーム『アバンダンド』に小島秀夫が関与しているとの噂を受けて、『サイレントヒル』シリーズとは無関係であり、小島秀夫も関与していないことを公言しなければならない事態に発展していた。

ブルー・ボックス・ゲーム・スタジオの創設者でゲーム・ディレクターを務めるハッサン・カフラマンは次のように述べている。「私たちは毎日のようにメールやツイッターで『小島さん、あなたが何を(開発)しているか知っていますよ!』とか『本当に小島秀夫さんなのですか?『サイレントヒル』の制作に関わっているんですか?』というメッセージを受けていました。このような噂にはすべて返答してきましたが、前回の動画を最後に対応するのをやめました。なぜなら、どんな返事も反論も意味がなかったからです」

小島秀夫は今年8月、58歳を迎えた日に自身のツイッター・アカウントでこれからも創作活動を続けたいと述べており、次のように投稿していた。「クリエイティヴィティはまだ衰えてはいません。脳から創造力が消失するまでは物創りに邁進していきたいと思っています。それが僕の本能であり、大好きな事であるからです」

コジマ・プロダクションズは今年9月に『デス・ストランディング ディレクターズ・カット』を発売している。

小島秀夫自身は同シリーズの続編を発表していないものの、『デス・ストランディング』で主人公の「サム・ポーター・ブリッジス」の声を担当したノーマン・リーダスが続編『デス・ストランディング 2』が初期段階ではあるが、計画されていると述べており、「交渉の段階」であることを明かしている。

関連情報として小島秀夫を「発明者(Inventor)」とした特許「ゲームの仮想環境における地形センサーと同環境内での段階的なルート生成」が12月初旬に米国特許商標庁のデータベースに登録されている。同データベースには「ゲームの仮想環境における地形センサーと同環境内で段階的にルートを生成する方法」の詳細が記されており、「クラウドゲーミングシステム」を介してゲーム内の地形に変化を反映させる技術だと説明されている。

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