Photo: Turtle Rock Studios

『バック・フォー・ブラッド』の開発元である米タートル・ロック・スタジオと親会社のスラムファイヤー社が中国のゲーム会社大手のテンセント・ホールディングスに買収されたことが明らかになっている。

これによりタートル・ロック・スタジオはテンセント・ホールディングスの傘下となるが、『バック・フォー・ブラッド』のコンテンツに影響はなく、引き続き共同設立者であるフィル・ロブとクリス・アシュトンがカリフォルニアの本社を拠点に指揮を取っていく。

タートル・ロック・スタジオの社長兼ゼネラル・マネジャーのスティーヴ・ゴールドスタインはプレスリリースで次のように述べている。「テンセント・グループの一員となれることを楽しみにしています。テンセントの優れたパートナーのみなさん、世界規模のビジネス・ネットワーク、そしてゲーム産業や開発に関する深い専門知識と経験を持った人々や企業によるサポートを受けることができる環境で、自主性と独立性を尊重しつつ、我々が目指している新しいことにも大胆に挑戦していけるようなゲームの開発を実現させてくれることでしょう」

テンセント・ゲームズ・グローバルでストラテジー・オフィサーを務めるエディー・チャンは「私たちはタートル・ロック・スタジオが手がけるゲームの大ファンです。特にCo-op型のオンラインゲーム開発へのアプローチの仕方が素晴らしいです」と語っており、「未来を一緒に切り拓いていけることを楽しみにしています」と続けている。

『バック・フォー・ブラッド』関連のニュースとして12月17日にリリースされた同作のアップデートでは、オフラインのシングルプレイ・モードでも「物資ポイント」を稼いだり、実績を獲得して「カード」を入手できるようになっている。これまでのソロ・プレイモードでは開始時からすべての「カード」が使用できるようなっており、デッキの組み合わせを自由に試せるようになっていた。メインのコンテンツであるキャンペーン・モードがプレイできるのはオンラインのマルチプレイ・モードのみとなっていたが、今回のアップデートでオフラインのソロモードでもプレイ可能となり、稼いだポイントや実績をマルチプレイヤー・モードに移行することでキャラクターやコスチューム、カードなどが手に入るようになっている。

さらに今回のアップデートではゲームの難易度も変更されている。中難易度の「ヴェテラン」モードでは回復アイテムの「救急キット」を使用できる回数が増えているほか、プレイヤーが受けるダメージを軽減したり回復率を高めるバフが追加されている。さらに敵キャラクターの「特殊リドゥン」が強すぎるため、出現数や出現場所が調整されている。高難易度の「ナイトメア」モードでも同様の変更が追加されており、全体的に難易度が下げられている。

その他のニュースとして、『グランド・セフト・オート・オンライン』のエクスパンション・パック「契約(The Contract)」が12月15日配信されて、『グランド・セフト・オートV』の最後の選択肢(マルチエンド)のうち「真のエンディング」が明らかとなっている。「契約」には『グランド・セフト・オートV』の主人公フランクリン・クリントンとドクター・ドレーが登場している。

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