『コール オブ デューティ:ウォーゾーン パシフィック』では12月9日から『コール オブ デューティ:ヴァンガード』との統合後、初のシーズンとなる「シーズン1」が開催されており、開幕2日目に早くも不具合の修正や銃装備システムを調整する追加のパッチが配信されたことが明らかとなっている。
『コール オブ デューティ:ウォーゾーン パシフィック』は12月3日、旧称『コール オブ デューティ:ウォーゾーン』から現在のタイトルに変更され、シリーズ最新作『コール オブ デューティ:ヴァンガード』に統合されている。現在この2作品で「シーズン1」が開催されており、作品間でクロスプログレッション(保存データの共有)が可能となったほか、『コール オブ デューティ:ヴァンガード』に登場する40種類の武器が『ウォーゾーン パシフィック』にも登場している。
『コール オブ デューティ:ヴァンガード』から追加された武器には、銃器の集弾率に変化を持たせるシステム「ブルーム」が組み込まれているという。「ブルーム」はエイム(射撃)の精度をランダムに下げるもので、照準(十字線)の中心に敵のプレイヤーを収めることができたとしても銃弾の軌道は中心から逸れて着弾する可能性があることから、「運」も銃撃戦の勝敗を分けることになる。
『コール オブ デューティ:ヴァンガード』のマルチプレイヤー・モードで導入中の「ブルーム」を巡っては、多くのプレイヤーが不満を露わにしている。これを受けて、『コール オブ デューティ:ウォーゾーン パシフィック』ではこのシステムが削除する方針が発表されている。開発元であるレイヴン・ソフトウェア社は、「シーズン1」の追加アップデートとともに「今回のアップデートでは、『ヴァンガード』のすべてのベーシックな銃装備で『ブルーム』の効力を大幅に軽減しました。いずれはシステムを完全に削除する予定ですが、システム削除のデメリットを特定したり、武器と付属品ごとに『埋め合わせ』の調整が必要となるため、少々時間を要することになります」とパッチノートで説明している。
『PCゲーマー』のライターであるモーガン・パークは今回の追加アップデートが配信された直後に最新の「ブルーム」の影響力を検証したという。その結果、各種サブマシンガンやアサルト・ライフルの「NZ-41」といったフルオートの銃装備では特に大きな違いを体感できたと述べている。
『コール オブ デューティ:ウォーゾーン パシフィック』で12月9日から開催中の「シーズン1」は、最新マップ「カルデラ」が舞台となっている。また、「新しい契約」として「最重要機密」がマップ上に設置されており、プレイヤーの「報酬が大幅に増加」するチャンスになるという。契約内容は「ランダムに選択」され、プレイヤーの条件によっては契約不履行となる場合もあるため、ハイリスク・ハイリターンな賭けの要素もある。戦闘面では2人乗りの戦闘機が新たに登場しており、空中からの射撃や敵の位置情報探知で仲間をサポートすることができるという。また、「万能トラック」は「貨物スペースに高出力のAAアタッチメントを設置」することで地上から空中戦の支援が可能となっている。
その他のニュースとして、テックランド社の手がける西部劇FPSゲーム『コール・オブ・ファレス:ガスリンガー』が12月15日午前3時までスチームで無料配信されていることが明らかとなっている。
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