Photo: Square Enix

『ファイナル・ファンタジーXIV』のプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹は現在発生しているサーバー問題への対処方法とメンテナンスについて12月7日に公式サイトで発表している。

昨日12月7日に全世界で正式リリースされた「暁月のフィナーレ」は『ファイナル・ファンタジーXIV』の最新拡張パッケージとなっており、数年に及んだ星と命を巡る物語「ハイデリン・ゾディアーク編」が完結を迎えることになる。しかし、12月3日にアーリーアクセス版が開始されて以降、ログイン時に長時間待たされるなどの問題が発生していた。

吉田直樹は12月7日に公式サイトで「ワールドログイン時のエラーと修正対応について」と題したお知らせを掲載して、長い待ち時間とエラーについて謝罪している。

彼はこの問題への対応について次のように説明している。「エラーを解消していくためにできるだけ早急に、ロビーサーバーの一斉メンテナンスを行わせていただきます。時間はまだ確定できておりませんが、30分程度のメンテナンスとなる予定です。こちらは、ゲームにログインされている方には影響はございませんが、メンテナンス中に新たなログインができないこと、待機列に並ばれている方は、アクセスが30分ほど途絶えることとなります」

さらに、全ワールドメンテナンスの実施については次のように述べている。「上記以外のエラー問題、いくつかのサーバー上で解決できる不具合への対応を行うため、12月8日(水)日本時間夕方に、全ワールドのメンテナンスを実施させていただく予定です。こちらは全ワールドダウンを伴うメンテナンスとなるため、完了まで4時間程度を要します」

また、吉田直樹はログイン直前で接続が切断してしまい、再度待機列最後尾から並び直しとなる問題については「エラー4004」と「エラー3001」の発生によるものと説明しており、「エラー4004」の内容と対策の状況を報告して次のように続けている。「現在ロビーサーバーのソースコードを修正しております。修正は完了しておりますが、この修正によって問題が解消できたかどうか、安全性を確認する手順が非常に複雑であり、それに時間を要しております」

一方、「エラー2002」の詳細については次のように説明している。「大規模なログインサーバーダウンを防ぐため、『各論理データセンターあたり、ログイン待機プレイヤー数の合計が17000を超えない』という制御が行われています」

「論理データセンターの待機プレイヤー数の合計が17000を超えた場合、エラー2002が表示され、ログイン待機列に並ぶことができません」

また、「エラー2002」への対応については「開発予備サーバーを公開ロビーサーバーへ投入する準備ができましたので、これによりロビーサーバーの管理能力を向上させ、待機プレイヤー数の上限を21000程度まで引き上げます」と説明しているが、この大規模な混雑への根本対応については「『全リージョンへの大規模な新規ワールド追加』が最も効果的です」としている。

その他の関連ニュースとして、『ファイナル・ファンタジーXIV:暁月のフィナーレ』のアーリーアクセス版がリリースされたあと、『ファイナル・ファンタジーXIV』は正式サービス開始以来最大のアクティヴ・プレイヤー数や最高同時接続者数などを記録していることが明らかとなっている。

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