スペインのゲーム開発会社であるマーキュリー・スチームは新たに3人称視点のアクションRPGを制作中であることを発表している。同社は『メトロイド・ドレッド』や『悪魔城ドラキュラ』シリーズを手掛けたことで知られている。
マーキュリー・スチームの公式ブログによると、新作には現在「プロジェクト・アイアン」というコードネームが付けられており、「ダークファンタジーの世界を舞台にした3人称視点のアクションRPG」になるという。
同社はイタリアのゲーム販売会社である505ゲームズと共同で新作の開発を進めており、「PCと家庭用ゲーム機向けに世界市場でのリリース」を目指している。また、「プロジェクト・アイアン」の知的財産権(IP)はマーキュリー・スチームと505ゲームズの親会社であるデジタル・ブロズ・グループが共同で保有するほか、開発の初期投資は2700万ユーロ(約35億円)になることが明かされている。
デジタル・ブロズ・グループの共同経営責任者であるラフィ・ガランテとラミ・ガランテは今回の発表について次のように述べている。「マーキュリー・スチームは任天堂と提携して最近リリースしたヒット作『メトロイド・ドレッド』など数多くの素晴らしいタイトルを、長年にわたって生み出してきた実績のあるスタジオです。そんなマーキュリー・スチームの開発チームと共にゲーム制作ができることに胸を躍らせています。マーキュリー・スチームの独創的なヴィジョンと才能、そして505ゲームズの豊富な経験が組み合わされば、高品質で魅力溢れる作品をファンの皆さんにお届けできるでしょう」
新作に関する詳細や具体的な発売時期についてはまだ明らかになっていない。マーキュリー・スチームは2Dアクション・アドベンチャー・ゲーム『メトロイドヴァニア』を手掛けたことで知られているが、他にも無料でプレイできる非対称型シューティング・ゲーム『スペースロード』など様々なジャンルのゲームを手がけており、開発チームは多岐にわたる才能と豊富なゲーム制作の経験を有している。
また、同スタジオが手がけた『メトロイド・ドレッド』は2021年10月にリリースされて以降、イギリスでは『メトロイド』シリーズ史上最多の初週セールスを記録しているほか、「ゲーム・アウォーズ2021」で「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」にもノミネートされており、大成功を収めている。
その他のニュースとして、非対称マルチプレイヤー・ホラーゲーム『デッド バイ デイライト』で最新チャプター「殺人カラスの肖像画」が配信されている。
また、ベセスダ・ソフトワークスはSFオープンワールドRPG『スターフィールド』の開発者ダイアリーを公開し、新たな情報を明らかにしている。
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