ディメンション・インク・ゲームズがマーベルを基にした大規模多人数型オンラインゲーム(MMO)を開発中であると発表している。同社はDCコミックスの世界を舞台にしたMMO『DCユニバース・オンライン』を手掛けたことで知られており、親会社のエネイド・グローバル・セブンが行った決算報告会の中で、今回のニュースを発表している。
以前からファンの間でマーベルの新作タイトルがリリースされるのではないかという噂が広まっていた。ツイッチ・ストリーマーのミレール(Miller)は今年9月に自身のツイッター・アカウントで、ゲーム・クラウド・サービス「ジーフォース・ナウ」のデータ上に「マーベルのIPを基にした大規模なマルチプレイヤー・オンラインゲーム」と思われるタイトルが存在しているとツイートしており、「この新作はディメンション・インク・ゲームズが開発しています。同社は以前、デイブレイク・ゲーム・カンパニーというスタジオ名でマーベルの新作に取り組んでいましたが、開発は中止されています」と述べていた。
今回、公開された決算報告会資料によって、未発表のAAAタイトルがマーベルを基にしたMMOであることが確定し、新作タイトルをめぐる噂に終止符が打たれたことになる。
EG7 (DCUO/Everquest devs' parent company) released their Q3 '21 financials, and confirmed the unannounced AAA Marvel MMO that appeared in the GeForce Now leak and which had previously been cancelled in 2018 as the studio faced financial hardships has officially been REVIVED!! https://t.co/ho2gZcipa5 pic.twitter.com/jjVlMLHn1u
— Miller (@mmmmmmmmiller) November 26, 2021
タイトル未定のマーベルMMOはクリプティック・スタジオの共同設立者であるジャック・エマートによる指揮の下で開発が進められている。ジャック・エマートはMMORPG『シティー・オブ・ヒーローズ』を手掛けたことでも知られ、約10年にわたって同社のゲーム開発を率いている。
マーベルの新作MMOに関して、現時点では正式なタイトル名やゲームの詳細は発表されていない。決算報告会資料では2023年のリリースを目指す作品は「中期的な」プロジェクトとして発表されているが、マーベルMMOはそれ以降の「長期的な」プロジェクトに分類されているため、詳細が明らかになるのはかなり先になる見通しとなっている。
一方、『ユーロゲーマー』によれば、ディメンション・インク・ゲームズとクリプティック・スタジオがマーベルのMMO開発に携わるのは今回が初めてではないという。
ディメンション・インク・ゲームズはデイブレイク・ゲーム・カンパニー時代にマーベルのMMO制作に取り組んでいたが、2018年に開発の中止を発表している。また、クリプティック・スタジオも2006年に『マーベル・ユニバース・オンライン』を制作していたが、2年後の2008年に開発が中止されている。
その他のゲームニュースとして、オンライン対戦型1人称シューティング・ゲーム『カウンターストライク:グローバルオフェンシブ』で、ファンが制作した韓国ドラマ『イカゲーム』を再現したマップが話題になっている。
また、カプコンは2022年に『ストリートファイター』シリーズの次回作を発表するのではないかと見られている。
Copyright © 2024 BandLab UK Limited. NME is a registered trademark of BandLab UK Limited being used under licence.