2015年にサービス終了を迎えたプレイステーション3向けの仮想空間サービス『プレイステーション・ホーム』をオンライン上で復活させるプロジェクトが進行していることが明らかとなっている。
『VGC』によると、非営利団体のデスティネーション・ホームはこれまでに『プレイステーション・ホーム』を復活させるプロジェクトを進め、オフラインでプレイできるようにしていた。
今回、過去のゲーム作品をオンラインで再びプレイできるように取り組んでいるプレイステーション・オンライン・ネットワーク・エミュレーティッドの協力を得て、オンラインでのプレイが視野に入る段階にこぎつけたという。
トレイラー動画では『プレイステーション・ホーム』の世界が再現されている様子が確認できる。2008年にリリースされた『プレイステーション・ホーム』は、一部のユーザーから根強い人気を博していたが、プレイステーション4の発売から1年後となる2015年3月にサービスが終了していた。
開発中のオンライン・ヴァージョンではユーザー同士が交流する場所「ホームスクエア」や、「ボウリング場」などの「ゲームスペース」が再現されている。ただし、オリジナル版にはライセンスに関わる要素やカスタマイズ用アイテムが登場していたが、これらの要素も再現されるかどうかは明らかになっていない。
オリジナル版の『プレイステーション・ホーム』には映画『ゴッドファーザー パート II』にちなんだポーカー・ラウンジが登場していたほか、アクション・アドベンチャーゲーム『アンチャーテッド -砂漠に眠るアトランティス-』とファストフード・チェーンのサブウェイがコラボレーションしたときには、『プレイステーション・ホーム』のなかでもこれを記念したドリンクのカップが(カスタム用アイテムとして)登場していた。
ソニーは2021年7月にEU加盟国内での『プレイステーション・ホーム』の商標を更新していたことから、同社が『プレイステーション・ホーム』のブランドを将来的に活用していくのではないかと推測されているが、現時点では同社から具体的な情報は発表されていない。
この商標は『プレイステーション・ホーム』の開発元であるソニー・インタラクティブ・エンタテインメントのロンドン・スタジオや、ゲームの設計に使用したソーホー・エンジンに関する内容を含むものとなっている。
その他のニュースとして、スレッジハンマー・ゲームズは『コール オブ デューティ:ヴァンガード』がクラッシュする不具合について、調査を進めていることが報じられている。
『VGC』によれば、不具合が発生したのは11月25日に『コール オブ デューティ:ヴァンガード』と『コール オブ デューティ:ウォーゾーン』で「太平洋の秘密」と題した期間限定のイベントが開催された直後だったという。スレッジハンマー・ゲームズは不具合の発生を受けて、同イベントを一時的に中止している。
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