Photo: Capcom

カプコンはアクション・ゲーム『デビルメイクライ5』を「Steam Deck」でプレイする動画を公開している。「Steam Deck」はスチームを運営するヴァルヴ社が開発した携帯型ゲーム機で、動画からはゲームが問題なく動作している様子が窺える。

カプコンは現地時間11月24日にYouTubeでこの動画を公開している。

YouTubeの概要欄によると、『デビルメイクライ5』のリード・ゲーム・デザイナーがゲームをプレイしており、「ネロ」、「ダンテ」、「ブイ」、「バージル」といった4人のキャラクターをそれぞれ操作する様子が紹介されている。

また、「Steam Deck」版『デビルメイクライ5』のグラフィックは2019年にリリースされた作品と比べても遜色がないように見える。

ファンの多くは「Steam Deck」のディスプレイが高性能だと評価しており、「60FPSで動作するのであれば、『Steam Deck』を購入する価値があると思います」といったコメントが寄せられている。

一方、今月初めにヴァルヴ社は「サプライ・チェーン問題」と「材料不足」を理由に「Steam Deck」のリリースを2022年2月まで延期することを発表しており、『デビルメイクライ5』を含む「Steam Deck」向けのタイトルは来年2月以降のリリースになる見通しとなっている。

リリースは延期されたものの、ファンだけでなくゲーム開発会社も「Steam Deck」を心待ちにしているという。『ヴァルヘイム』を手掛けるアイロン・ゲート・スタジオ社は「Steam Deck」のリリースに「ワクワクしている」と述べ、『ヴァルヘイム』が「既存のプラットフォームと同様に『Steam Deck』で特に問題なく動作する」ことを明らかにしている。

リリース延期の発表後に開催されたオンライン・イベント「スチームワークス・ヴァーチャル・カンファレンス」の中で、ヴァルヴ社は「Steam Deck」に関する更に詳しい情報を明らかにしており、開発者がバトルアイに連絡してサポートを有効化するよう依頼するだけでチート防止技術を有効にできることも発表している。

その他のニュースとして、MMO『ニューワールド』では一部のプレイヤーにゲーム内通貨「ゴールド」が大量に送られてしまう不具合が発生しており、開発元のアマゾン・ゲーム・スタジオはデータを元の状態に戻すため長時間にわたってサーバーを停止していたことが明らかになっている。アマゾン・ゲーム・スタジオはヨーロッパ・セントラル・サーバーを一時的に停止して不具合の対処に取り掛かろうとしたところ、多くのプレイヤーが不具合で付与されたゴールドを既に使用してしまっていたため、データを不具合が起きる以前の状態に戻すことを余儀なくされたと発表している。

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