Photo: Square Enix

1999年に発売されたプレイステーション向けRPG『クロノ・クロス』のリマスター版に関する噂が広まっており、クリスマス時期に正式発表されるのではないかと言われている。

Xbox Era』のシュペシャル・ニックは11月21日に配信された「Xboxエラ・ポッドキャスト・ライヴ・エピソード84」に登場し、『クロノ・クロス』のリマスター版が複数のプラットフォーム向けに現在開発されているという噂を取り上げている。当時発売された『クロノ・クロス』は前作である『クロノ・トリガー』の設定やストーリーを継承しており、開発には前作のチームメンバーの多くが携わっていた。そのリマスター版の発売が今年のクリスマス時期に正式に発表される可能性が浮上しているという。

アイルランドのフォークシンガーであるエイヴァ・マクマーンは10月にアイルランドのラジオ局「WLR FM」の番組に出演し、「プレイステーション向けゲームのリマスター版」のための音楽を制作中であることを発表していた。彼女が述べたゲーム作品が『クロノ・クロス』のリマスター版を指すのであれば、同作のサウンドトラックにはアイルランド語の曲が収録されることになる。

『VGC』によれば、ラジオ番組でのインタヴュー内容は次の通りとなっている。

「『ディアブロIII』の音楽や『ゼノブレイド2』のプロモーションを担当した作曲家のマイケル・マクグリンが私に連絡してきて、『プレイステーション向けゲームのリマスター版の曲を一緒に作らないか』と誘ってくれました。彼は有名なゲームの音楽を数多く手掛けていますが、私自身はゲーマーではありません」

「私はゲール語(アイルランド語)の作詞の制作に携わり、マイケルの娘さんが曲を歌い、奥さんと彼はコーラス部分をアレンジしました。また、彼は言葉についても私をサポートしてくれたので、家族で曲作りをしているような気分になりました」

「私はこの仕事のことを何年間も公表できずにいました。制作関係者が非公開にすることを希望されていたためです。実は、ゲーム自体はクリスマスに発表の予定です。私はそのゲームタイトルを知っていましたし、それが大作であることもわかっています。このゲームでゲール語の曲が使われることは、とても素晴らしいことです」

さらに、ゲーム音楽制作スタジオ「プロキオン・スタジオ」が8月30日にツイートした内容がエイヴァ・マクマーンが語っていた情報を裏付けるものとなっている。プロキオン・スタジオは『クロノ・トリガー』や『クロノ・クロス』の作曲を手がけた光田康典が取締役を務めている。

このツイートではマイケル・マクグリンがディレクションを担当して娘のアシュリンが歌っているとしていた。この内容はエイヴァ・マクマーンがラジオで発表した情報と一致している。

その他のニュースとして、日本国内の小売店ではプレイステーション5の転売防止策としてスマートフォン1台につき1回のみ購入が可能な抽選を行ったり、購入者に箱に名前を書かせたりしていると『VGC』が報じている。

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