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アクティヴィジョン・ブリザード社の最高経営責任者であるボビー・コティックの辞任を求める請願書に1300人を超える従業員が署名していることが明らかになっている。この署名活動はボビー・コティックがセクシャル・ハラスメントによる不祥事を隠ぺいしていたとの報道を受けて行われている。

『コタク』によると、署名活動はアクティヴィジョン・ブリザード社の従業員で構成された労働組合(アクティヴィジョン・ブリザード社・ワーカー・アライアンス)が行っており、1300人を超える従業員の署名が集まっているという。請願書では「ボビー・コティックがアクティヴィジョン・ブリザード社の最高経営責任者を辞任すること」と「ボビー・コティックの意見を取り入れることなく、株主が新たな最高経営責任者を選べるようにすること」を要求しており、次のように説明している。

「私たちはこれ以上、アクティヴィジョン・ブリザード社の最高経営責任者であるボビー・コティックのリーダーシップを信頼できません。今回明らかになった当社の経営における彼の行動は当社が求める文化的で誠実なリーダーシップとは相容れず、社内で推進してきた職場文化の改善に関する取り組みとは真っ向から対立しています」

ボビー・コティックは2017年に同社でセクシャル・ハラスメント被害を訴えている従業員がいたことを把握していたにもかかわらず、告発された人物の解雇を阻止したことが報じられており、この報道を受けて署名活動が行われている。報道では、2006年にボビー・コティック自身も女性従業員を脅すようなボイスメッセージを送った疑いがあることが明らかになっている。

請願書にはスレッジハンマー・ゲームズ、トレイアーク社、ブリザード・エンターテイメント、インフィニティ・ウォード社などのシニア開発者らも署名しているという。

この請願書は従業員向けのものとなっているが、社外の支援者を対象にした請願書もオンライン署名サイト「Change.org」で公開されており、既に1万3700人を超える署名が集まっている。

「Change.or」では次のように述べられている。「ボビー・コティックは従業員を大切にしていないことは明らかです。彼はアクティヴィジョン・ブリザード社の最高経営責任者に相応しくありません。この請願書でボビー・コティックを必ず解任できるわけではありませんが、従業員の訴えをあからさまに無視するような人間を私たちは容認しない、とボビーに示す機会となるでしょう。権力を持った人物が、助けを求める声を看過することは非常に恐ろしいことです」

ボビー・コティックは自身の疑惑に関する報道を受けて「報道は当社や私個人、そして私のリーダーシップに関して不正確で誤解を招くような内容となっています」と声明を発表している。

また、アクティヴィジョン・ブリザード社の取締役会も「ボビー・コティックは職場での問題に注意を向け、適切に対処したと確信しています」と述べている。

その他のニュースとして、ベセスダ・ソフトワークス社はアクションRPG『ジ・エルダー・スクロールズV:スカイリム アニバーサリー・エディション』で不具合を修正するアップデートを近日中に配信することを発表している。

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