Photo: Activision

『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙はトレイアーク社の共同責任者であるダン・バンティングがセクシャル・ハラスメントの告発報道を受けて同スタジオを退職したと報じている。トレイアーク社は『コール オブ デューティ』シリーズを手掛けていることで知られ、アクティヴィジョン・ブリザード社の傘下に入っている。

報道によると、女性従業員は2017年にダン・バンティングからセクシャル・ハラスメントを受けたと訴えており、2019年には内部調査が行われていたことが明らかになっている。アクティヴィジョン・ブリザード社の最高経営責任者であるボビー・コティックもセクシャル・ハラスメント疑惑を把握しており、当時の人事部はダン・バンティングの解雇を勧めていたものの、ボビー・コティックの計らいにより彼は解雇を免れていたという。

アクティヴィジョン・ブリザード社の広報担当者は『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙に対して「ダン・バンティングには別の形で処分が下されました」と語っているが、退社には内部調査と同紙の報道が影響していると見られている。

ダン・バンティングはトレイアーク社に約18年間在籍し、同スタジオの責任者であるマーク・ゴードンと共に最新作『コール オブ デューティ:ヴァンガード』のゾンビモードのサポートや2020年にリリースされた『コール オブ デューティ:ブラックオプス コールドウォー』など、多くの『コール オブ デューティ』シリーズを手掛けてきた。

また、2006年にボビー・コティック自身も女性従業員に「殺してやる」といったボイスメッセージを送った疑いがあるが、この件についてアクティヴィジョン・ブリザード社の広報担当者は「当時の不適切なボイスメッセージに関してコティック社長は即座に謝罪しており、語気を荒げて行き過ぎた発言をしたことを深く後悔しています」と述べている。

『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙の報道を受けて、ボビー・コティックは現地時間11月17日に声明を発表している。「本日の報道は、当社や私個人、そして私のリーダーシップに関して不正確で誤解を招くような内容となっています」

また、「誰もが歓迎される風通しの良い職場作りを目指すという信念は私にとって何よりも重要なものであり、疑いの余地がないことをきちんと理解していただきたいです」と続けている。声明の全文はアクティヴィジョン・ブリザード社の公式サイトで公開されている。

セクシャル・ハラスメントや性的暴行に関する相談や情報提供について、イギリスはチャリティ・ページ『レイプ・クライシス』が、アメリカでは『レイン』がサポートしている。

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