アマゾン・ゲーム・スタジオは『ニューワールド』で発生しているゲーム内通貨「ゴールドの増殖バグ」を悪用する行為により、プレイヤー間の送金、トレーディング・ポスト、通貨の送付といったあらゆる形態の「富のやりとりをする機能」を一時的に停止する措置をとっている。
『ニュー・ワールド』ではプレイヤー同士がトレーディング・ポスト(アイテムの売買を行う場所)やギルドの金庫を利用してアイテムやゲーム内通貨の「ゴールド」を送り合うことができる。ところが、アイテムや「ゴールド」送っても送り手の持ち分が減らないという「増殖バグ」を悪用する行為によって、ゲーム内に出回るお金が激増する事態となっており、『ニュー・ワールド』のゲーム内経済が悪化しているという。
『ニューワールド』のコミュニティ・マネージャーである「トッシュ(Tosch)」はフォーラムで次のように説明している。「私たちはフォーラムやソーシャルメディアにも投稿されている『ゴールドの増殖バグ』を悪用した行為について、現状を把握しています。調査のために、プレイヤー間でのアイテムなどをやりとりする機能(通貨、ギルドの金庫、トレーディング・ポスト、プレイヤー間取引など)はすべて無効にしています。この件に関与したプレイヤーへの処置も進めていきます」
彼は「このバグを使用した不正行為の調査を進め、再びこれらの機能を元に戻す準備ができ次第、このフォーラムを更新します。この措置にご理解をいただきありがとうございます」と締めくくっている。
『ニューワールド』では以前にも同様の増殖バグを悪用する不正行為が確認されており、今回は2度目の措置となる。開発元のアマゾン・ゲーム・スタジオは前回もアイテムなどをやりとりする機能を停止する措置を取っており、事態の収束後に停止した機能を元に戻している。
関連ニュースとして、アマゾン・ゲーム・スタジオは『ニューワールド』にミニマップを導入することは現在の優先事項ではないと本日11月16日に配信された「Xbox アニヴァーサリー・セレブレーショ」で発表している。一方で、プレイヤーがサードパーティ製のミニマップMODを使用することは容認するとしている。アマゾンのMODに対する方針はまだ明確ではなく、MODを使用することでアカウントの停止処分などを受けることを懸念するプレイヤーが数多くいた。
また、同社はミニマップの追加が「(ゲームへの)没入感に悪影響を与える」と説明しており、「(従来の)オープンワールドとは違うものになってしまう」とミニマップの影響について危惧している。
その他のニュースとして、『ヘイロー・インフィニット』のマルチプレイヤー・モードの配信が本日11月16日に開始されている。
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