Xbox発売20周年に先駆けて、複数のXbox 360向けタイトルでアップデートが配信されたことが明らかとなっている。
『VGC』によると、Xbox向けのコンテンツを提供するデジタル・ストア「Xbox 360 ライヴ・マーケットプレース」では先週、サードパーソン・シューティングゲーム『デッドスペース』や続編の『デッドスペース3』、ファンタジーRPG『ドラゴンエイジ:オリジンズ』、『ドラゴンエイジ2』、アクションRPG『フェイブル アニバーサリー』、『フェイブル3』、さらに、オープンワールドRPG『フォールアウト 3』、『フォールアウト:ニューベガス』、『オブリビオン』といった複数のタイトルでアップデートが配信されている。
Xboxは現地時間11月15日にアメリカでの発売20周年を迎えており、マイクロソフトは記念番組「Xboxアニバーサーリー・セレブレーション」の配信を予定している。今回の記念イベントで新作の発表は予定されていないが、ファンの一部では先週アップデートされたXbox360向けの各タイトルについて互換性が拡張され、Xbox OneもしくはXboxシリーズX/Sのような次世代コンソールでもプレイできるようになるのではないかという推測が広がっている。
「Xboxアニバーサーリー・セレブレーション」は日本時間11月16日午前3時からXboxのYouTube、Facebook、ツイッチの公式アカウントで配信が予定されている。なお、Xboxの特別コンテンツにアクセスできる「Xboxファン・フェスト」でアカウントの登録をしたプレイヤーは今回のイベントの一環として20周年を記念したプレゼント抽選の対象となるほか、「Xboxギアショップ」で使える初回20%オフのコードや非公開ショップへのURLなどの特典を受け取ることができる。
マイクロソフトは11月8日に英語版『Xboxワイヤー』を更新しており、ブログ記事では「Xboxのこれまでの軌跡を振り返りつつ、皆さんと一緒に20年の節目を迎えることができて感銘を受けています。20年にわたってXboxのコミュニティと分かち合ってきた思い出を振り返るのは楽しい作業でした。また、この先20年も挑戦の先に待ち受ける未来を想像するとワクワクします」と述べられている。
Xboxの責任者であるフィル・スペンサーは現地時間11月9日に開催されたオンライン・サミット「ペイリー・インターナショナル・カウンシル・サミット」に登壇しており、「ユーザー主体の娯楽産業とゲームの最前線」というテーマのディスカッションの中で「(今後も)ユーザー同士の交流が可能で気軽に利用できるコンテンツに投資していきたいです」と述べている。
また、フィル・スペンサーは「(マイクロソフトの援助で)クリエイターが新たなスタジオを立ち上げ、リスクを冒して試行錯誤し、作品の完成まで見届ける。成功したスタジオは投資した金額を上回る利益を生み出し、(マイクロソフトとクリエイターの)両者が恩恵を受けることができるのです」と説明している。
その他のニュースとして、マイクロソフトはスチームを運営するヴァルヴ・コーポレーションと合意して、スチーム上で有料配信されるヴァルブ・コーポレーション社製タイトルのMODについても物理エンジン「ハヴォック」の使用料が免除されることが明らかとなっている。無料で配信されているMODについては以前からライセンス料金の支払いが免除されていた。今後は「ハヴォック」を利用した有料MODの開発がますます盛んになると見られている。
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