Photo: Nintendo

任天堂は11月12日、Nintendo Switch向け「Twitch(ツイッチ)」アプリの無料配信を開始している。ツイッチはアマゾンが提供するライヴ配信プラットフォームとなっており、「ニンテンドーeショップ」でアプリをダウンロードするとNintendo Switchでツイッチのライヴ配信が視聴できるようになる。

プレイステーション4やXboxOne、Xboxシリーズといった同世代のゲーム機が「ツイッチ」への対応を進める中で、Nintendo Switchも発売から4年を経てついにゲームを中心としたライヴ・ストリーミング・サービスへの対応をスタートさせる。

ニンテンドーeショップの日本語版ページでは「Nintendo Switchでライブ配信を視聴しましょう」と書かれており、英語版ページではさらに「Nintendo Switchで、ゲーム実況、eスポーツ、そしてあらゆるIRL放送を視聴しましょう! バスケットボール、野球、サッカー、水泳、レスリング、ホッケー、ビリヤードなど、スポーツに関するコンテンツはもちろん、トークショー、リーグチャンネル、ファンタジー、eスポーツなどもお楽しみください」と書かれている。

このアプリに必要な容量は31MBとなっており、Nintendo Switchから直接ストリーミング再生をすることができる。ただし、このアプリは視聴専用となっており、Nintendo Switchから直接「ツイッチ」にゲームプレイ動画を配信したり投稿する機能は搭載されていない。

現段階ではツイッチのアプリのUI(ユーザー・インターフェース)ではストリーミング再生をしながらチャット機能を使用することはできず、どちらかを使用するたびに切り替える必要がある。なお、ストリーミング再生中は一時停止、UIの非表示、ストリーミングの終了の3つの操作のみ選択ができる。

チャット機能を使用したい場合は「ツイッチ」のアカウントを携帯電話の「QRコード読み取り機能」で認証することで、Nintendo Switchでストリーミング再生しながら携帯電話でチャットをするという使い方が可能になる。

ツイッチはストリーミング時に配信の遅延を防ぐ「低遅延モード」を選択すると、動画の画質が自動的に調整されるようになっている。Nintendo Switch版のツイッチのアプリでもこの機能が採用されており、今のところは順調に機能しているという。

「ツイッチ」のアカウントにログインする方法は2通り用意されており、携帯電話で「ツイッチ」アカウントのQRコードをスキャンするか、もしくはNintendo Switchのスクリーンに表示される8桁のコードをツイッチの公式サイトの認証画面で入力する方法となっている。

「ツイッチ」以外にも「YouTube」やウォルト・ディズニー・カンパニーが提供する動画ストリーミングサービス「Hulu」などの動画サービスのアプリがNintendo Switchで利用できるが、ネットフリックスについては現時点ではまだ対応していない。

その他のニュースとして『フォートナイト』では競技イベント「フォートナイト・チャンピオン・シリーズ(FNCS)」の優勝者のみに授与されるはずのアイテムが数百人の参加プレイヤーたちに誤って配布されたことが明らかとなっている。

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