Photo: Sumo Digital

中国のゲーム会社大手のテンセント・ホールディングスが計画しているイギリスの開発会社スモウ・グループの買収についてアメリカの対米外国投資委員会が審査を進めていると報じられている。

イギリスのシェフィールドを拠点とするスモウ・グループはアメリカにも複数のスタジオがある。ロイター通信によると、テンセント社はアメリカの対米外国投資委員会(CFIUS)の認可を得るために、同委員会の調査を受け入れることに合意したという。同委員会は安全保障の観点から対米投資の審査を行っている。

対米外国投資委員会は動画共有アプリTikTokのアメリカ事業の売却についても審査を続けており、ドナルド・トランプ前大統領の時代には中国企業による買収案件の審査が強化された。

また『ユーロゲーマー』によれば、テンセント社は今年7月にスモウ・グループを買収する意向を表明する前に同グループの株式を8.75%所有していたという。

スモウ・グループは『フォルツァ ホライゾン 2』、『リトルビッグプラネット3』、『ディズニー インフィニティ』、『チームソニックレーシング』などの作品の開発元として知られている。テンセントは世界最大級のゲーム会社であり、ライアットゲームズ、スーパーセル、エピック・ゲームズなどのゲーム会社の株式を保有している。

スモウ・グループとテンセント社は年内までに買収の認可を得るために対米外国投資委員会と協議を進めているという。

なお、テンセントはバトルロイヤル・ゲーム『プレイヤーアンノウンズバトルグラウンズ』、通称『PUBG』の開発元であるクラフトン社にも出資している。『PUBG』シリーズの関連情報としては、同作が恒久的に無料でプレイできるようになるというリーク情報が今年の8月に流れていた。同作のリーク情報の提供者として知られる「Player IGN」は同作を8月中に一週間だけ無料でプレイできる機会が提供されたことを取り上げて、実際にはこれが『PUBG』を完全に無料でリリースするためのテストだったと指摘している。

『PUBG モバイル』については現地時間11月12日から12月20日にかけてリヴァプールFCとクロスオーバーを行い、同サッカーチームのユニフォームなど一式がゲームに登場すると発表されている。通常モードのプレイしていくと、リヴァプールFCの限定ユニフォームのほか、同サッカーチームにちなんだパラシュートやバックパックなどのギアを無料でアンロックすることができるようになるという。

その他のニュースとして、リアルタイム・ストラテジー・ゲーム『エイジ オブ エンパイアIV』について、リリースからわずか3日でスチームでの同時接続プレイヤー数が69,000人を記録したことが明らかとなっている。

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