Photo: The Pokémon Company

『ポケモンユナイト』を手掛けたプロデューサーの星野正昭は試合中にスコアが表示されない仕様について、プレイヤーが早々に諦めてゲームを辞めてしまうことを防ぐ目的があったと話している。

海外のゲームブログ『コタク』の取材に対して星野正昭は「10分間の試合中には逆転のチャンスもあります。プレイヤーの皆さんには最後の瞬間まで試合を諦めて欲しくありませんでした」と述べている。

『ポケモンユナイト』で逆転できる最大のチャンスは試合時間残り2分になると現れる「サンダー」を倒すことだという。通常、得点を獲得するには多少の時間がかかってしまうが「サンダー」を倒せば短時間で大量得点のチャンスが期待でき、かなり有利な状況になる。

一方、シュート中に相手チームから攻撃を受けるとゴールが中断されてしまうことから、周囲に相手がいない状態でシュートする必要がある。

試合中にスコアは表示されないが、ゴールエリアは得点の累計が一定値に到達すると壊れる仕組みになっており、プレイヤーはミニマップ上で壊れたゴールを確認することで、どちらのチームが現時点で勝っているか推測できる。

また、試合中には「リードしているぞ!」、「苦しい戦いだ……!」、「かなり苦しい戦いだ……!」といったアナウンスが流れるため、どちらのチームが優勢かも判断できるようになっている。

ただし、これらの情報が最終的なチームの勝敗を表しているわけではない。試合時間残り2分からはゴール得点が2倍になるため、その間にゴールを決めることで逆転を狙える可能性があるという。また、ゴールエリアを最後まで残すことができれば、相手チームにプレッシャーをかけることにもなるという。

任天堂に関するその他のニュースとして、10月8日に発売されたばかりの『メトロイド・ドレッド』では、既に1時間30分以内にゲームをクリアしてしまうスピードランナーが現れたことが話題になっている。

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