Photo: Nintendo

Nintendo Switch向けのアクション・ゲーム『メトロイド ドレッド』の音響監督が同作品の主人公「サムス・アラン」の音声サンプルが「あまりにセクシーすぎる」として発売元である任天堂に却下された裏話を明かしている。

任天堂の情報サイト『ニンテンドー・ライフ』によれば、『メトロイド ドレッド』や『メトロイド プライム2 ダークエコーズ』の音響監督であるクラーク・ウェンは10月24日にニュージーランドのポッドキャスト番組『キウィ・トークス』に出演しており、両作品の音響制作と「サムス・アラン」の音声を選定した時の知られざるエピソードについて語っている。

クラーク・ウェンは『メトロイド』シリーズの女性の主人公である「サムス・アラン」の音声サンプルとしてうなり声や叫び声を収録して任天堂にフィードバックを求めた当時を振り返っている。提出された音声データは音響デザイナーの女性の声で録音された仮サンプルに過ぎなかったが、任天堂は「あまりにセクシーすぎる」と考えたという。

彼は「任天堂はキャラクター作りの一環として『声』への思い入れも非常に強いんです。そこで声優の選定は同社に託した結果、『サムス・アラン』の音声には複数の声優が起用されることになりました。そうして収録された音声データが数ヵ月後に上がってきて、開発チームはその中から場面ごとにピッタリだと思う音声を当てていきました」と語っている。

また、ポッドキャスト番組『キウィ・トークス』では『メトロイド ドレッド』で起用されている「アラン・サムス」の音声がアクションRPG『マス・エフェクト』シリーズのヒロインである「ジェーン・シェパード少佐」の声を担当したジェニファー・ヘイルだったのかという話題も取り上げられている。クラーク・ウェンはこれについて「(音声ファイルには『J・H』のイニシャルが入っていましたが)断言できません」と回答している。

10月8日にリリースされたNintendo Switch向けソフト『メトロイド ドレッド』はイギリスの週間ゲーム・セールス・ランキングに初登場で3位にランクインしており、『メトロイド』シリーズ史上最多の初週セールスを記録している。

その他のニュースとして、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントは2022年1月15日に発売が予定されているPC版『ゴッド・オブ・ウォー』の制作をカナダのゲーム開発スタジオである「ジェットパック・インタラクティヴ」に委託していることが明らかとなっている。

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